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両丹日日新聞2013年9月24日のニュース

花火大会屋台事故:「命あったんだからよかった」はタブー 精神科医が講話

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 「災害・事故後のこころのケア」をテーマにした講話会が、福知山市民会館で開かれた。福知山花火大会屋台爆発炎上事故を受けて、市が20日夜に開催。精神科医で府精神保健福祉総合センターの土田英人所長は、心や体の変化は「異常な状況に対する『正常な反応』」だとして、気になることがあれば、かかりつけの医者や心療内科医、精神科医を受診するよう呼びかけた。

 土田所長は8月15日の爆発事故や台風災害などを体験した人にみられる、不眠やイライラ、食欲不振、頭痛など心と体に現れる変化の特徴を説明。時には度を超す飲酒、喫煙、賭博、人の反感や怒りを買う行動が現れ、誤解を招くこともあるが、「不安と恐怖を紛らわせるため」だと周囲の理解を求めた。
 
 大人だけでなく子どもも「機嫌が悪い」「急に素直になる」「現実にないことを言い出す」「免疫力が落ち風邪を引きやすくなる」などの症状が現れる。こんなときには「お父さんやお母さんが守ってあげるよ」といった言葉がけや、話を聞く−など保護者の対処の仕方を話した。
 
 また、「がんばれ」「命があったんだからよかったと思って」「私ならこんな状況は耐えられません。私なら生きていられないと思います」など、相手のことを思って掛けた言葉が、かえって傷つけることになる場合があるため、「頭に浮かんでもこういう言葉は使わないで」とアドバイスした。
 
 「傷を受けた人が話すことは気持ちが楽になるものだが、話す、話さないは本人の意思。事故から1カ月しか経っていないので、すべて語ることは難しい。今なら話せるかなというときに話して」と呼びかけ、「乗り越えないといけない」「話すのは恥ずかしい」と思わず、症状が長引いていたり、気になることがあれば受診するよう勧めた。
 
 講話会には医療従事者ら約70人が参加して耳を傾けた。
 
 
写真=対処方法などを説明する土田所長

    

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