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両丹日日新聞2013年7月30日のニュース

思い一途に「野球がしたい」 高校女子野球あす開幕

女子野球丹波連合 女子の高校野球日本一を決める第17回全国高校女子硬式野球選手権大会が31日、兵庫県丹波市市島町の市立スポーツピアいちじまで開幕する。今年も全国各地の女子球児たちによる混成チーム「丹波高校連合」が出場するが、このメンバーの中に、自身が通う高校が休校となり、福知山淑徳高校に転校して硬式野球を続け、大会に臨む3年生選手2人がいる。ともに「優勝」を目標に、最後の夏にかける。

■入学した高校が休校、転校して練習続けた2人■

 主将の吉岡杏子選手(奈良県磯城郡三宅町出身)と太田実希選手(徳島県吉野川市出身)。2人は11年4月に和歌山県の国際開洋第二高校に入学し、女子硬式野球部に入った。部員が5人だったため、その年の夏の選手権大会には国際開洋第二高校連合で出場し、予選リーグで敗退した。
 
 大会出場後も翌年の春の選抜大会に向けて練習に励んでいたが、開洋第二は経営母体の学校法人の経営難で、12年3月末で休校措置となった。
 
 2人はこれまで通り硬式野球を続けたいと、丹波連合のメンバーらが所属するクラブチーム「丹波ヤングガールズ」に所属することを決意。当初は古里の高校に転校し、週末だけ練習場所の福知山に来て、野球に打ち込むことを考えたが、野球に没頭したいという思いがあり、昨春、福知山市正明寺の福知山淑徳高校に転校。その年の選抜、夏の選手権大会に丹波高校連合のメンバーとして出場した。
 
 吉岡主将は外野手で不動の4番。主将としてメンバーからの信望も厚い。「開洋で一緒に野球をやっていた仲間の中にはやめた子もいた。これまで大変なこともあったけど、やめた子たちの分まで頑張りたい」と言う。
 
 太田選手は投手で、体は小さいが速球で押すタイプ。「開洋で最後までやろうと思ったけれど、こういう形になってしまいました。新しい環境で一から頑張ってきたので、大会では楽しんでやりたい」と意気込む。

■被災した人を元気に 東北の選手2人も■

 丹波高校連合のメンバーの中には、東北の選手もいる。遠方からはるばる福知山に来て大会前の合宿に参加し、仲間たちに溶け込み、連合の一員として汗を流す。
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 宮城県の白石高校3年生、枡眞理子選手と福島県の福島東高校1年生、菅野裕日子選手。
 
 枡選手は投手で昨夏の選手権大会から丹波高校連合に加入した。29日から福知山での練習に合流している。内野手の菅野選手は今年初めて連合に加わり、同日から練習に参加した。
 
 枡、菅野両選手とも11年の東日本大震災時、自宅などは津波の被害には遭わなかったが、被災した人たちのためにも頑張りたいという。
 
 枡選手は「まだ被災地は完全に復興したとは言えません。自分が大会で活躍することで地元のみなさんに元気になってもらえればうれしい」。菅野選手も「自分が頑張る姿を見せて福島の人たちを元気づけたい」と話す。
 
 連合の足立俊長監督(54)は「連合の選手たちは、野球がしたい、大会に出たいという思いが強く、チームワークもいいので、大会ではひとつでも上へいけるよう頑張ってほしい」とエールを送る。

写真上=最後の夏に優勝を目指す吉岡主将(左)と太田選手
写真下=被災した人たちを元気づけたいという枡選手(右)と菅野選手

    

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