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両丹日日新聞2013年7月19日のニュース

廃村訪ね「ふるさと」考える 川口地域公民館再発見講座

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 人がいなくなった村はどうなるのか−58年前に廃村になった福知山市夷の集落「上ノ垣」を訪ねる第1回ふるさと再発見講座を、川口地域公民館がこのほど開いた。地元の中学生や住民ら約30人が参加して村の痕跡を見て回り、「ふるさととは何か」について、みんなで考えた。

 今回のフィールドワークは、地元の人たちの要望を受け、川口中学校の吉田武彦教諭が発案。吉田教諭のほか、大信寺の大江文童住職、郷土史家の西村正芳さん、峠研究家の朝倉聡さんらが同行した。
 
 初めに夷の大信寺に向かい、元は上ノ垣の慈眼寺に置かれていた福知山市で最古の十一面観音座像などを拝観。このあと三岳地区の日尾に移動して山道を歩き、1時間ほどかけて目的地の上ノ垣に到着した。
 
 一行は、天神さんや集落のシンボルだった大きなイチョウの木などをじっくりと見学。天神さん近くにある地蔵に、持参した花を供える地元の人もいた。
 
 吉田教諭は「上ノ垣には、昔25軒の家があったが、明治末で4軒、昭和10年ごろには2軒に。そして、最後の住民だった赤渕さん一家が、58年前に山を降りたことで廃村になった」と説明した。
 
 このほか、蚕を飼っていたこと、湧き水を飲料水にしていたことなど、赤渕さんから事前に聞き取りをしてまとめた当時の生活ぶりも、分かりやすく参加者たちに伝えた。
 
 吉田さんは「上ノ垣をよく知る地元の人たちが、一緒に下見をしてくれたりしたおかげで講座を実現することができた。今後も、ふるさと講座を続けていきたい」と話していた。
 
 
写真=いまでも残っている天神さんや地蔵などを見て回った

    

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