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両丹日日新聞2013年6月29日のニュース

宅地かさ上げや輪中堤 由良川下流部緊急水防災の工事着々

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 福知山市大江町などの由良川下流部で、国交省福知山河川国道事務所による緊急水防災対策事業が、来年度の完工に向け急ピッチで進められている。町内では各所で築堤整備が進み、宅地のかさ上げ工事も始まり、沿川住民たちにとって安心、安全な治水の礎が出来つつある。

 福知山事務所は2003年に由良川水系河川整備計画を策定。1982年の台風10号規模の降雨に対する災害防止対策などを盛り込み、整備計画の期間を30年としていた。
 
 しかし翌年10月に大江町など由良川下流部で、台風23号による甚大な洪水被害が出たことから、整備期間を10年に縮め、18地区で14年度を完成目標に緊急水防災対策を実施。集落を堤防で囲む輪中堤の整備や宅地かさ上げなどを進めている。
 
 現計画での緊急対策を実施する一方で、新たな由良川水系河川整備計画を6月に策定した。これは由良川流域でも大きな被害が出た1959年の伊勢湾台風規模の洪水に対応する計画で、新たに24地区で浸水被害の防止を図る。計画期間は今年度からおおむね30年間としている。
 
 緊急水防災対策の事業区間は、大江町公庄地区から舞鶴市水間・中山地区までの由良川下流域約24キロ。輪中堤整備は11地区、宅地かさ上げは10地区、輪中堤とかさ上げの両方を実施するのが3地区となっている。
 
 大江町などの下流域では、川と山が迫ったところが多く、そうした場所では輪中堤整備が適している。連続堤防だと整備で多くの農地が無くなることが考えられ、全部が完成しなければ治水効果は見られないが、輪中堤は完成した箇所から効果が期待できるという。町内では各所で工事が行われ、すでに整備地区の一部では出来上がっている箇所もある。

■公庄では建物をジャッキアップ■

 宅地かさ上げは、輪中堤の堤防で囲みきれない場所にある住宅の地盤高を上げる工法で、公庄の民家では、住民が生活しながら建物全体をジャッキアップして、地盤を約50センチ上げる工事が進められている。
 
 現在は地面から2メートルほど上がった状態で、このあと土を盛って基礎を築き、家屋を下ろして完成となる。宅地かさ上げは今後も各所で施工される計画。
 
 国交省福知山事務所では「現在は整備地区のほぼ全地域で築堤などの工事を行っており、順調に進んでいる。来年度内の完成を目指して頑張りたい」としている。
 
 
写真=全体をジャッキアップしてかさ上げ工事が進められている民家(大江町公庄で)

    

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