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両丹日日新聞2013年6月24日のニュース

原子力災害想定し住民200人がバスで避難 福知山で訓練

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 福井県高浜原発から半径30キロのUPZ圏内・隣接地区の福知山市大江町有路下地域(5自治会、222世帯、555人)の住民を対象にした原子力災害想定の防災訓練が、23日に行われた。市の主催、府の共催で実施し、対策本部の設置や住民への避難指示などの情報伝達、住民の避難、避難所開設などを実際に行った。

 2月に策定した市の避難計画に基づいて行い、計画の実効性の検証をすることや、住民への原子力防災への理解を進めることなどが目的。

■協定結ぶ兵庫4市からも応援■

 訓練には、有路下地域の二箇上、二箇下、市原、三河、高津江の各自治会の住民200人(災害時要配慮者17人含む)が参加。行政、陸上自衛隊第7普通科連隊、福知山署、市消防団から118人と、災害時の相互応援協定を結ぶ兵庫県の篠山、丹波、朝来、養父4市からも住民避難車両の応援などで18人が参加した。
 
 福井県で震度6弱の地震が発生し、福知山でも震度4を観測。高浜原発で重大なトラブルが発生し、事態が深刻化し、有路下地域に屋内退避指示、さらに避難指示が段階的に出されたという想定。
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 市役所では職員36人を集めて災害対策本部を立ち上げ、災害状況把握をする一方、職員31人を追加動員し、有路下地域に防災行政無線で災害状況を伝えた。
 
 本部で屋内退避、避難指示が決定されると、そのつど有路下地域に無線や広報車で伝達。住民は避難指示を受け、指定された避難場所へ行き、放射能汚染物質の付着を防ぐために配布されたレインコートとマスクを付け、避難用のバスやワゴン車に乗車。避難所が開設される三段池公園内の市武道館へ避難した。

■スクリーニング検査で被ばくチェック■

 避難完了後の5地域では、消防署員、消防団員、警察官が防護服を着用し、逃げ遅れがないかをローラー作戦で確認して回った。
 
 武道館では、体の表面に放射性物質が付着していないか調べるスクリーニング検査を自治会の5人ずつに行った。防護服に身を包んだ陸自隊員や市、府職員が、ガンマ線の測定器で頭頂部から順に測り、重度の被ばく者がいたという想定で緊急輸送する訓練もした。
 
 避難所では、京都大学原子炉実験所の三澤毅教授が放射能の概要を説明。最後に松山正治市長が、地域住民の4割に相当する人が訓練に参加したことをたたえ「防災意識が高いことを心強く思う。この訓練を十分に検証し、市民のみなさんに安心・安全に暮らしていただけるよう、今後の防災に役立てていきたい」と講評した。
 
 
写真上=スクリーニング検査を受ける避難者
写真下=避難用のバスに乗り込む住民(二箇下)

    

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