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両丹日日新聞2013年6月18日のニュース

山に、木に感謝して初鎌 夜久野で漆掻き始まる

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 全国でも数少ない漆の産地、福知山市夜久野町で漆を採取する漆掻きが始まった。漆の木に、その年初めて刃物をあてる初鎌が16日に行われ、府無形民俗文化財に指定されている「丹波の漆掻き」を伝えているNPO法人丹波漆の会員たちが、山に感謝しながら作業を進めた。

 雨のため予定を一日遅らせての初鎌となった。NPOの前身、丹波漆生産組合時代に苗木を植栽した夜久野高原内の林での作業。NPOの岡本嘉明理事長や、後継者として今春夜久野に定住した竹内耕祐さんらが、12年生の漆の木に足場を組み、丹波漆専用の鎌で樹皮をそぎ、同じく専用のかんなで小さく傷を入れていった。
 
 日を置いて傷を増やしていき、9月末ごろまで漆を取る。今年主に採取するのは高原の植栽地で15本。夜久野の漆再興に情熱を燃やし、技術の伝承に努めた故・衣川光治さんが自宅(額田)裏に植えた古木1本も、衣川さんをしのびながら掻いていく。 

■NPOが講習会も 次回は27日開催■
 
 NPO法人丹波漆はシーズンを通して、現地で講習会を行う。初回は15日に開いた。
 
 当初は初鎌の様子を見学してもらう予定だったが、雨で初鎌が延期となったため、夜久野高原・道の駅農匠の郷内、市やくの木と漆の館=電話0773(38)9226=での開催となり、京都市など遠方からの参加も含め10人が、最近完成したばかりのDVD(市文化遺産活用実行委員会製作、文化庁補助事業)を観賞して、漆掻きの技術などを学んだ。
 
 次回講習は27日を予定。以後も随時開催していく。漆掻きをしてみたい人、文化財や郷土史に関心のある人らだれでも歓迎する。無料。期間中通しての参加のほか、1回だけの受講もできる。
 
 
写真=夜久野高原の植栽地で漆の木に足場を組んで今年最初の鎌をあてていった
 
 
【関連ニュース】
 ・丹波の漆掻きがDVDに 採取方法や魅力を紹介

    

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