WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2013年6月 5日のニュース

杉を伐採して大きなあずま屋 大勢集える場にと観音寺で住民たち

0605azumaya.jpg
 福知山市観音寺山添の山添堤公園にこのほど、大勢の人たちが集える立派なあずま屋が出来た。住民たちが力を合わせて建築し、延べ約400人が携わった。約60人が座ってくつろげる広さで、すでに集会などで使われており、地区の活性化を目指す拠点になりそう。

 公園が造られたのは、もともと山添池があった場所。池は灌漑、防火用の役目を果たしていたが、堤防が老朽化して漏水が起きて危険だったことから、舞鶴若狭自動車道トンネル工事で出た残土を使い1992年に一部が埋められた。
 
 山添地区の住民たちは、埋め立て地を地域住民が集まる広場にしようと、96年にソメイヨシノとシダレザクラを植えた。11年には広場の名称を山添堤公園とし、地区の人たちが「山添堤公園を楽しむ会」を結成。会員は30人で、公園周辺の整備、美化活動を進めている。
 
 公園はいろんな行事で使われるようになり、昨年7月には地区の人たちが集まっての納涼祭が催されたが、途中で雨が降り、場所を集会所に移した。この時「雨でも行事ができるあずま屋があれば」といった意見が出て、みんなが賛同。楽しむ会が中心になって建設する計画が持ち上がった。
 
 材料は自治会が管理する土地の杉を無償で使えることになり、翌月に約25本を伐採。地区内に住む大工の森澤卓巳さん(69)の作業場で、楽しむ会の会員や家族らで木の皮むきをした。今年1月7日からは材料の加工に入り、1カ月間かけて柱などを作っていった。
 
 現地での組み立て工事は4月14日から始めた。森澤さんの指導で楽しむ会や地域の住民ら大勢が基礎工事、柱と屋根の取り付けなどを進め、5月19日に完成した。

■60人座れるベンチ 綾部市の住民との交流も■

 あずま屋は16メートル×5メートルの広さで、高さは2・7メートル。屋根下には杉の丸太で作ったテーブルやベンチを置き、約60人が座れるようにしている。雨の日でもゆったりとくつろげる。建設費は屋根などの材料分だけで、約50万円で済み、主に自治会が負担した。
 
 すでに地元の少年野球チームやゲートボールチームが集いで使用。2日には公園が自治会主催の定例ウオーキングのコースの一つになり、参加者たちがあずま屋で休憩した。
 
 楽しむ会の小瀧勲会長(74)は「作業は材木にほぞを作るのが難しかったが、会員以外の人たちにも助けてもらい、思っていた以上に良いあずま屋が出来ました」と喜んでいる。
 
 公園は綾部市との市境近くにあることから、自治会では、隣町の同市高津町の住民たちにもあずま屋を使ってもらい、交流の場にしたいと計画。また災害が起きた時の住民の避難所になればと考えている。
 
 大槻保政観音寺自治会長(69)は「今後はあずま屋で子ども対象の木工教室などを開ければと思っています。地域の活性化や安心・安全の拠点にもなればうれしい」と話している。
 
 
写真=住民たちが力を合わせて作り上げたあずま屋。中には約60人が座ることができる

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ