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両丹日日新聞2013年5月21日のニュース

カモを育てるウコッケイ 大呂の加藤さん宅

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■保護された卵を孵化 種を超え信じ合う親と子■
 
 福知山市大呂の加藤喜重朗さん(77)宅で、飼育されているウコッケイがカモの卵を温め、4羽の雛がかえった。孵化後もウコッケイは自分の子どものように育て、雛たちが外敵に襲われないようにくっついてまわり、種別を超えた「親子」の絆の深さを見せている。

 4月25日に加藤さんの知人が川沿いの田んぼのあぜで草刈りをしていたところ、気付かず鳥の巣を壊し、11個あった卵のうち7個を割ってしまった。
 
 知人は親鳥が戻って来ると思い、近くで見守っていたが、いっこうに姿を見せなかった。このままにしていてはカラスなどに食べられてしまう。無事だった4個の卵をなんとか助けたいと、安全な場所に移し、その後、ニワトリをたくさん飼っている加藤さん宅へ持って行き、一時保護してもらうよう託した。
 
 加藤さんが、飼っているウコッケイに卵を抱かせたところ、抵抗なく温め始め、16日に雛がかえり、カモと分かった。雛たちは、ウコッケイを親のように慕い、よちよちと後をついて回る。
 
 普段は小屋の中で、別のニワトリと分けているが、天気の良い日は屋外のゲージで囲んだ中に放している。加藤さんら家族がゲージの中に入り、雛に近づくと、ウコッケイは「クッ、クッ、クッ」と威嚇して鳴き、雛たちの周りを行ったり来たりして守る。
 
 ウコッケイは普通のニワトリより、卵を産む数が少ないという。加藤さんは「母性本能が強く、本当の子どもと思っているようで、雛たちも親と信じ切っている。ほほえましいですね」と話している。
 
 雛たちは元気で、時折水を入れた容器の中に入り、泳いでいる。加藤さんは「カモは生後40日すれば飛び立つと聞いているので、それまで一時保護し、自然に帰したい」と話している。
 
 
写真=雛たちに寄り添い親として育てるウコッケイ

    

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