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両丹日日新聞2013年4月16日のニュース

柔道:亡き母に日本一を報告 共栄高・梅北選手


 昨年11月に亡くなった応援熱心な母のために、どうしても日本一になりたかった。福知山市東羽合の京都共栄学園高校2年生、柔道部の梅北亘選手(守口市立第一中出身)が、14日に大阪なみはやドームで開かれた13年度全日本カデ体重別選手権大会男子50キロ級で優勝した。

■全日本カデ男子で優勝 世界選手権日本代表に■

 カデ大会は15歳以上17歳以下が対象で、全国中学校大会(全中)8強以上など、全国上位を全日本柔道連盟強化委員会が体重別に8人ずつ選抜した。優勝すれば世界大会にもつながるジュニアトップの大会だ。
 
 幼少に柔道を始めた梅北選手は、中学2年生の終わりごろからずっと日本一を目標にしてきた。中学3年生で全中8位になり、高校進学後は親元を離れ、共栄高柔道部前監督の芦田武志郎さん宅で下宿生活を送っている。
 
 母の江美さんは、大会のたび、よく応援に駆けつけた。昨年の全日本カデにも来てくれたが1回戦敗退。活躍を見せられないまま、病で亡くした。
 
 他の大会の最軽量級が60キロ級のため、筋肉をつけて体重を56キロに増やしていた時に、全日本カデ50キロ級2年連続出場の知らせが入った。減量がきついことはわかっていたが、再び舞い降りた日本一への可能性に迷いはなかった。食事制限や空腹で力が入らないもどかしさを乗り越え、1カ月間で体を絞った。
 
 会場のなみはやドームは自宅のすぐそば。母が見守ってくれている。そう思い、「どうしても勝ちたかった」。
 
 1回戦で、昨年の全中王者、九州学院高校1年生を袖釣り込み腰の有効で下した。準決勝は強豪の横須賀市立神明中学校3年生に体落としで有効勝ち。決勝では前回大会初戦で対戦して敗れた松本第一高校2年生に朽木倒しで一本勝ちし、雪辱を果たした。
 
 大会直後、さっそく自宅の仏壇に手を合わせて報告した。「母さん、やっと日本一になれたよ」

■世界を舞台に、もっと強くなる■

 身長156センチ、体重50キロ、右構え。全日本カデに優勝したことで、梅北選手は8月にアメリカで開催される世界カデ選手権に日本代表として出場する。
 
 梅北選手は「全日本カデは優勝できたけれど、内容はよくなかった。得意の背負いをもっと磨いて強くなって、世界で上位を目指したい」と気持ちを引き締める。
 
 5月のポーランドカデ国際大会にも出場して、世界を舞台に更なる高みを目指す。
 
 柿原功二・共栄高柔道部監督は「勝てる力はあると思っていた。共栄高現役選手の日本一は初めてでお母さんへの最高の供養になったのではないでしょうか」と話していた。
 
 
写真=金メダルと賞状を手に日本一を喜ぶ梅北選手

    

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