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両丹日日新聞2013年4月 1日のニュース

被爆の記録を後世に 高校生が作った紙芝居を六人部で上演

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 福知山、綾部両市民らで組織する「ふりそでの少女像をつくる会」(四方修吉代表)は3月31日、福知山市多保市の六人部コミセンで、像建立17周年のつどいを開いた。両市の高校生が、被爆者から体験を聞き取って作った紙芝居を発表し、来場者に平和の大切さを伝えた。

 像は、綾部市に住んでいた故・福留志なさんの思いが実現して1996年、長崎原爆資料館屋上庭園に建てられた。福留さんは、長崎原爆で亡くした娘の供養にお地蔵さんを建てたいと、ずっと願っていた。その福留さんの平和への願いを後世に伝えるため、毎年つどいを開いている。
 
 つどいを福知山市内で開催するのは今回が初めてで、約90人が集まった。「戦争や被爆の実相を知らない世代が増えた今、平和について改めて考えることは意義深い」などと記した長崎、広島両市長らのメッセージを紹介。このあと、福知山、綾部両市の高校生6人が、1945年8月6日に広島市の三菱造船所で被爆した芦田晃さん(87)=多保市=から当時のことを聞き取り、芦田さんを主人公にして作った紙芝居を初公開した。
 
 紙芝居は14枚で、空が青白く光って爆風で吹き飛ばされたこと、空高く上がっていくきのこ雲を目撃したこと、町が生き地獄のようになって橋の両側に死体が一列に並べられていたことなどを、描いた絵とともに伝えた。炭水車に乗ってようやくたどり着いた福知山で、トマトを食べたときの喜びも一場面に取り入れていた。
 
 食い入るように紙芝居を見ていた芦田さんは感激し、「戦争を知らない世代が増えるなか、高校生のみなさんが平和の大切さや戦争問題について真剣に取り組んでいただき心を打たれている。被爆者の記憶は薄れていっても、記録は残り、後世に伝わっていく」と喜んでいた。
 
 会場には、戦争や原発など平和学習についてまとめた資料を展示し、来場者は熱心に見ていた。
 
 
写真=紙芝居を発表する高校生と熱心に見る芦田さん(左)
 
【関連ニュース】
 ・高校生が被爆者の声を聞き原爆の体験談を紙芝居に

    

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