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両丹日日新聞2013年3月 9日のニュース

東日本大震災:被災地保育園に和太鼓 福知山の奏者ら演奏会義援金で購入

t0309wadaiko.jpg 福知山市内外の和太鼓団体、個人でつくるなごみ会(霜澤真代表)はこのほど、2011年3月の東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の民間保育園「キッズルームおひさま」に、和太鼓1基を贈った。和太鼓は、昨夏に福知山市内で催した震災復興の支援チャリティー演奏会で寄せられた義援金をもとに購入。おひさまでは、福知山からの心温まる贈り物に感謝しており、すでに園児たちが使い、日本伝統の和楽器に親しんでいる。

 演奏会は昨年8月15日にJR福知山駅北口公園で開いた。市内外の6団体・個人が出演。会場では義援金の協力を呼びかけ、来場者が次々と応えた。
 
 開催前から、被災地の子どもたちに役立つものを−と、会場で寄せられた義援金は和太鼓の購入に充てることを計画。霜澤代表(23)=福知山市丸田ケ丘=がインターネットで、おひさまの存在を知り、贈り先に決めた。

■園に残った理事長が津波で命落とす■

 おひさまは震災当時、南気仙沼幼児園として運営されていて、約150人の園児が通っていた。地震発生の際、職員全員で子どもたちを引き連れて近くの小学校校舎に避難。全員無事だったが、当時の理事長、小松セイ子さん(享年70歳)が、園児の保護者たちに子どもが無事に避難したことを知らせるため園に残っていたところ、津波にのまれて亡くなった。
 
 震災2カ月後の5月に倉庫で園を再開。昨年7月には新園舎で保育を始めた。震災前から園では子どもたちによる鼓笛が有名だったことから、なごみでは、平太鼓を選び、ばちと台をセットにして贈った。
 
 贈られた平太鼓は、すでに園児たちがたたいて、その音色を楽しんでいる。おひさまの里見栄美理事長(51)は「園では鼓笛に力を入れていたので、本当に気遣いいただいてありがたい。本物の和太鼓は音色が素晴らしく、イベントなどで使っていきたい」と喜んでいる。

■復興願い作曲したDVDも■

 霜澤代表は自身が被災地の復興を願い作曲した「村まつり」を打つ姿を写したDVDも贈る予定。「子どもたちには太鼓を通じて、震災のことをいつまでも忘れないでいてほしい」と願っている。
 
 
写真=贈られた平太鼓をたたく子どもたち(おひさま提供)

    

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