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両丹日日新聞2013年3月 8日のニュース

北近畿初の電車特急183系が15日でラストラン

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 JR西日本の183系電車が、春のダイヤ改正で引退する。北近畿で初めての電車特急として走り、一世を風靡した花形車両で、根強いファンがいて、沿線や駅で写真撮影する愛好家も多い。福知山駅では15日に「ラストランセレモニー」を開き、最後の定期運転車両を見送る。

 183系は、山陰線(福知山−城崎温泉間)と福知山線(宝塚−福知山間)が1986年秋、直流電化開業したのを機に気動車特急、急行を統合し、特急「北近畿(現・こうのとり)」の名で運転を始めた。
 
 他線区の交・直流用485系から交流機器を外して転用。その後、山陰線が京都まで直流電化され、福知山、山陰両線を走る電車特急の主役になった。
 
 それでも製造後40年以上(485系時を含む)が過ぎた車両もあるなど老朽化が進み、一昨年春に登場した新型287系に順次入れ替えが進んだ。昨春からは、外観がよく似た他線区の直流用381系への置き換えも進んでいる。
 
 381系はアルミニウム合金を採用して低重心化を図っているのが特徴。
 
 183系、381系とも同じ旧国鉄型で、エンジとベージュのツートーンカラー。デザインも似ているが、183系は屋根上にクーラーの室外機などが並ぶのに対し、381系は屋根上がすっきりしている。
 
 前身の485系が40年以上前、東北本線でデビューした際、旧国鉄本部に務め、試運転に立ち会った新幹線テストパイロットの桐村博之さん=かしの木台=は「運転台の位置が高く、見晴らしがよいため、スピード感も薄れ、乗務員に評判が高い高性能な旧国鉄を代表する特急電車でした。183系は交流機器を撤去したため、軽量化され、運転しやすかったと思います。引退と聞くと、一つの時代が終わったと寂しさを感じます」と話していた。
 
 現在、「こうのとり」は上下27本うち183系7本、381系6本、287系14本▽「きのさき」「はしだて」は合わせて上下25本のうち183系9本、381系2本、287系14本を、それぞれ使用している。

■福知山駅でラストランセレモニー■

 ラストランセレモニーは15日午後7時から、福知山駅1、2番のりばで行う。入場券がいる。
 
 土肥弘明支社長のあいさつのあと、来賓の松山正治市長がスピーチし、府立工業高校のマンボウ・ジャズ・バンドが演奏し、7時26分に大阪方面に向けて出発する「こうのとり26号」、同29分に京都方面に向けて発車する「はしだて10号」の運転士に花束を贈る。中村仁思駅長が出発合図をする。
 
 それぞれの列車に乗車した人には配布する区間を決めて、183系車両をデザインしたポストカードをプレゼントする。

■引退記念の企画はすでに完売状態■

 引退を記念し、日本旅行が30、31両日、183系を利用しての「なつかしの北近畿」のツアーを組んでいる。前評判が高く、すでに完売に近い状態になっているという。引退後は廃車になるため、最後の花道となる予定。
 
 
写真=電化開業で走り始めた当時の183系「北近畿」。右は気動車急行(JR西日本社員、足立道明さん撮影)
 
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