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両丹日日新聞2013年2月19日のニュース

人物天気図:トラクターで雪かきボランティア30年

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 早朝、積雪が15センチを超えていれば、長さ2メートルの排土板を取り付けたトラクターを動かし、近所の道路を除雪する。福知山市報恩寺の片岡宏さん(76)は、この作業を続けて30年以上になった。「若いころは寒さが苦にならなかったけど、年を取ったらだんだんこたえてきて」と苦笑する。

 福知山市消防団佐賀分団の団員だったころ、家の周りにある地下式消火栓のふたの上の除雪を目的に始めた。
 
 その延長で、自宅横の道路200メートル分も行い、「もうちょっとあっちも」「こっちも行っとこ」「きょうは公民館に人が寄る日やさかい、しておくか」と、範囲が広がった。今では距離にして2キロに達する。
 
 天気予報や勘を頼りに、雪が降りそうなときは翌朝に備えて早めに就寝する。「目覚まし時計は一度も使ったことがない」。起床時間になれば自然と目が覚める。
 
 70歳すぎまで、近くの幼稚園のバス運転手をしていた。そのころは朝5時30分ごろから、寒さ対策の完全防備でトラクターに乗り作業開始。
 
 まず、幼稚園の坂道の雪をかいてから、近所のルートに取り掛かる。7時30分にはバスの準備をするため、間に合いそうにないときは朝食抜きで、園児の送迎をすることもたびたびだった。
 
 そんな雪の日のバスの運転は「ブレーキの利かない車」を動かしているつもりで、スピードを控え、車間距離を十分に空けて走行することを心掛けていた。
 
 冬季シーズンの出動は最大7、8回。ゼロの年もあり、今シーズンはまだ1回だけで、少ない出動回数を喜ぶ。
 
 長年の活動が評価され、昨年、市民憲章推進協議会から表彰を受けた。
 
 「近所の人に喜んでもらえるから、1年でも長く作業ができたらと思う」

    

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