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両丹日日新聞2013年1月 7日のニュース

原爆の体験談を紙芝居に 高校生が被爆者の声を聞き

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 福知山、綾部両市の高校生5人が、広島原爆で被爆した福知山市多保市の芦田晃さん(87)の体験談を紙芝居にする作業を進めている。今春には完成させ、小学生以上を対象に読み聞かせる予定で、「被爆者の話から、原爆の恐ろしさを知り、戦争に関心を持ってほしい」と話している。

 製作しているのは、平和サークル「ふりそでの少女像をつくる会・みらいいろ」のメンバー。戦争を知らない世代に、悲惨な戦争や原爆のことを分かりやすく伝えられればと、昨秋から準備を始めた。
 
 芦田さんは広島で被爆し、遺体処理などをしたあと、終戦前に福知山へ帰郷。福知山駅から実家まで約2時間かけて歩いて帰ったという。
 
 紙芝居は、芦田さんの被爆体験や広島から福知山へ帰郷した時の様子などをまとめる予定。高校生たちは、これまでに何度か芦田さんの話を聞いたり、手記を読んだりしたほか、昨夏には広島を訪れて原爆投下後のまちの様子などのイメージを膨らませてきた。
 
 6日には、芦田さんが福知山駅から実家まで歩いて帰った道の一部を歩いた。
 
 当時の詳細な様子を知り、紙芝居に生かすためで、福知山高校1年の大槻いさなさんと2年の荒川清明君、つくる会事務局で中学校教諭の吉田武彦さんと支援学校勤務の新庄久美子さんが、芦田さんと一緒にたどった。
 
 このあと、大槻さんと荒川君は六人部コミセンで、芦田さんが駅から歩いて帰る途中、道に落ちていたトマトを水で洗って食べたこと、広島のむごい光景などの話を改めて聞いた。
 
 芦田さんは「一発で広島を廃虚にした。悲しい思いは胸に刻まれている。そういうことを紙芝居にしてくれるのはありがたい」と話していた。
 
 荒川君と大槻さんは、紙芝居にすることで「被爆者の体験を知ってほしい」「自分たちがこの世を平和にするんだという自覚を持ってほしい」と願っている。
 
 
写真=芦田さん(右)が歩いて帰った道をたどった

    

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