WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2012年10月17日のニュース

古里には住みたくない−福島原発事故避難女性が大江で講演

 東日本大震災による東京電力福島第一原発の事故で、福島県から茨城県内に避難している女性の講演会(福知山市大江地域自治会長会主催)が16日夜、大江町の総合会館で開かれた。当時の避難の生々しい様子を話すとともに、早く新たに生活出来る場所を確保してほしい−と訴えた。

 講演したのは福島第一原発から半径20キロ圏内に入り、現在避難指示解除準備区域となっている地域の商工会女性部長。10年前に当時の大江町商工会女性部と交流が生まれたことから講演が実現した。
 
■透析受ける義父の病院探しに奔走■

 女性は事故後、透析を受けている義父の病院探しに奔走。当時はバッグ1個で逃げ、「2、3日で帰れるだろう」と思っていたことを話した。
 
■情報なく、防災訓練生かされず■
 
 避難生活1週間目でようやく風呂に入り、布団で寝ることが出来た時は「こんなにありがたいことはない」と感じた。事故前に防災訓練をしていたが、実際は行政からの情報もなく、「事前の訓練も生かされず、どこへ逃げていいのか分からなかった」と話した。
 
■除染「まったく意味ない」■
 
 現在進んでいる除染については「まったく意味がない」と批判。「自宅に戻れるようになっても、毎日放射能とにらめっこして生活するのがいやなので、古里には住みたくない」と言い、「先の見えない不安でいっぱいだが、前向きに物事を考え、自立を目指したい」と力強く語った。
 
■高浜原発から30キロ 大江の住民から質問相次ぐ■
 
 大江町の一部地域が福井県の関西電力高浜原発から30キロ圏内に入ることもあり、講演会には地元住民を中心に約100人が訪れた。行政の避難誘導や情報発信などについての質問も相次いだ。

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ