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両丹日日新聞2012年9月12日のニュース

京阪神からUターンの男性、夜久野高原でログハウス 仲間と果樹栽培を楽しみ

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 福知山市夜久野町の夜久野高原を中心に活動する「しょうぶ池縄文村の会」の夜久智思代表(79)=同町水上=が、道の駅・農匠の郷近くの所有地に自力で建てているログハウスがほぼ完成した。ここを拠点に、敷地内で果樹栽培などを楽しみ、会員ら約30人とふれあいを深めながら、高原の歴史を後世に伝える活動もしていく考えだ。

 夜久さんは、府立福知山高校(旧福中)、同志社大学を卒業後、繊維メーカーなどに長年勤めた。京阪神を中心に住んでいたが、70歳のときに古里にUターンした。
 
 しょうぶ池縄文村の会は、帰郷した2003年春、京阪神地区を主としたかつての同僚や知人を集めて結成した。1972年に一帯の地質調査で竪穴式住居跡3基が発掘され、「菖蒲池遺跡」と命名されたのにちなみ、会の名前に取り入れた。
 
 活動拠点は、農匠の郷の道路を挟んで斜め前の約3000平方メートルの所有地。荒廃農地となり、雑草が生い茂っていたが、知人から譲り受けた重機で、大阪にいた時分から暇を見つけては帰郷して整地をしていた。枝豆を中心に、会員で播種作業や収穫祭を始めた。
 
 会結成の年に、長年の夢だったログハウスの建設に着手。材料は近くの所有林から樹齢35年ほどの杉を切り出して確保し、直径25センチ前後の丸太に製材後、重機を使って最長7メートルもある丸太を少しずつ積み上げ、壁にした。
 
 床面積30平方メートル弱の広さ。建設の知識はまったくなく、本を頼りに作業し、1階はリビングルーム、2階には寝室を設けた。難しい階段や障子も苦心して仕上げた。
 
 夜久野高原は、室町時代の応仁の乱の際に、夜久野合戦が起きた歴史がある。府内唯一の火山・田倉山があり、一帯は噴火した際の(黒土)火山灰土で覆われている。
 
 夜久さんは「作る過程を楽しみたいとの思いが強く、費用を最小限に抑えるために屋根や電気など一部の工事のみ依頼し、ほとんどを自力で建てました。トイレは増設しましたが、風呂場はなく、そばの夜久野高原温泉を利用してもらおうと思っています。今後は果樹園を充実させたい。地元には歴史的な話も多いので、後世に伝えていきたい」と話していた。
 
 
写真=会員の交流の場となっているログハウスと建設した夜久さん

    

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