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両丹日日新聞2012年8月31日のニュース

三和と京丹波で市町超えて住民が協力 京都市から直行観光バス 

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 過疎、高齢化が深刻な中、福知山市三和町大原地区と、隣接する京丹波町三ノ宮地区の住民たちが連携した取り組みを進めている。昨春から膝を交えアイデアを練ってきて、大型バスで都市から観光客を呼び込む初の共同イベント「質志鍾乳洞と大原八景ウイズネパール音楽」が9月30日に実現することになった。「都市と農村で生活する二住生活(二地域居住)者を増やす呼び水にしたい」という。

■都市に住み週末を地方で過ごす「二住生活者」増やそうと 産屋、鍾乳洞見学や演奏会■

 大原地区は、安産の神として知られる大原神社があり、地元の里山の原風景などが京都府景観資産に登録されている。三ノ宮地区には、町指定天然記念物で、京都の自然200選のひとつとなっている府内唯一の鍾乳洞がある。両地区は隣接して昔から血縁関係で結ばれているものの、市町域を超えた催しなどでの交流はなかった。
 
 それぞれ高齢者比率が約50%と高く、地域活性化策を模索するなか、府から「観光の相乗効果で集客力を高めることを考えては」と提案があり、昨年5月に「質志鍾乳洞・うぶやの里連携会議」を結成した。月1回、会議を開いて農村の良さを身近に感じてもらえるイベント開催など、集客策を模索してきた。
 
 9月30日は、JR京都駅から約40人を乗せた大型バスが来る。一行は、総延長約120メートルの鍾乳洞を見学後、大原神社で「大原ランチ」を食べる。メニュー、京都国際レストランネットワークの協力でネパールの料理人が開発した、大原で捕獲された鹿肉のカレーや鹿肉ソーセージ入りスープ、三和ぶどうシャーベットなど。
 
 産屋など大原八景を散策後、同神社の絵馬殿で、ネパールのバーンスリー(笛)奏者のラム・マハラジャンさんらによる約1時間のネパール民謡・舞踊のステージを楽しむ。大原の練り込み、瑞穂鼓太鼓の演奏もある。
 
 三和町側の中心になっている「大原うぶやの里活性化推進協議会」の小林英夫会長は「ともに観光振興の土壌をつくって活性化につなげたいという思いはあるが、過疎化で若者定住は難しい。まず、普段は都市部で暮らし、週末は自然が豊かな農村部で過ごすスタイルの二住生活者を増やしたい」と強調する。
 
 公共交通でのアクセスが不便な地域だが、旅行業者とタイアップしてバスツアーイベントを計画でき、「大きな一歩を踏み出せた。今後は、大型バスだけでなく、小型バスを使ったクリ拾い、フキ摘みなど少人数のツアーを定期的に計画したい」と意欲をみせている。


写真=里山の原風景が京都府景観資産に登録されている大原地区

    

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