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両丹日日新聞2012年8月27日のニュース

疎開、動員など学校日誌もとに地域の戦争掘り起こす 元高校教員が出版

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 福知山地域などに残る学校日誌をもとにした本「ボクらの村にも戦争があった−学校日誌でみる昭和の戦争時代」が、このほど出版された。元高校教諭の田中仁さん(61)=南丹市園部町=が、満州事変から敗戦までの福知山などの歴史を著したもので、身近に感じ取れる内容になっている。

 田中さんは、福知山高校などで日本史を教えていたことがあり、現在は府立北桑田高校などで非常勤講師を務めている。
 
 7年ほど前、福知山高校の図書室で昭和初期の福知山中学校の学校日誌を見つけ、興味を持つようになった。その後、日誌について福知山や北桑田の小学校などに問い合わせ、丹念に調べ上げていった。
 
 福知山の歴史は、細見小、天津小、精華小などの7冊の日誌をもとにしている。福天地方の学童疎開の受け入れ、繊維材料不足を補うための桑の皮むきや苧麻という植物の採集、郡是萩原工場への学徒勤労動員など、当時の子どもたちが受けた戦争の影響を、写真や資料とともに具体的にまとめている。
 
 田中さんは「学校日誌は、戦争当時の庶民の歴史を具体的に感じ取ることができる貴重な記録。こういった文献の存在を公開し、知っていただき、失われないようにすることが大切だと思います」と話していた。
 
 A5判、274ページで、定価2520円。文理閣刊。福知山市内では、福島文進堂などで購入できる。
 
 
写真=出版した本「ボクらの村にも戦争があった」を手にする田中さん

    

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