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両丹日日新聞2012年7月29日のニュース

旧20連隊の営門や福知山城など せんべい焼く古い絵型見つかる

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 創業87年の老舗せんべい店、福知山市北本町一区の夜久花月堂(夜久操店主)で、せんべいを焼いていた鉄製の古い型が倉庫からたくさん出てきた。御霊神社や旧陸軍歩兵20連隊の営門などをあしらった珍しい絵柄の型もあり、店に展示して来店者に見てもらっている。

 昭和元年(1926)に、操さん(75)の父、譽士さんが創業した。型は譽士さんが使っていたもので、3代目の誉志和さん(43)が6月中ごろ、店の作業場の倉庫を掃除していたところ見つかった。
 
 当時のせんべいは、火床をこしらえた機械の上で、取っ手付きの型を回しながら焼いていた。倉庫から出てきたのは絵型そのものや取っ手付きの絵型約60点。菊の花や亀の甲羅模様のほか、音無瀬橋の上で福知山踊りをする踊り子、福知山城、御霊神社、20連隊の門、由良川の風景など、この地域ならではの型もある。
 
 昭和30年ごろまで使われ、操さんも一時期これらの型を使ってせんべいを焼いた。譽士さんは絵型を持ち、踊るように体を動かしながら焼いていたという。
 
 絵型は全部で数百枚あったとみられ、昭和28年の大水害の時は流されないように譽士さんが屋根裏に移し、その後保存されてきた。
 
 操さんは「絵柄は懐かしく、貴重なものなので捨てられない。これで焼いてみたい気もするが、火床などを準備しなければならず難しい」。
 
 誉志和さんは「昔は地域の名所を絵柄にして、福知山を知ってもらいたいという思いが込められていたようだ。どんな風にせんべいを焼いていたということも知ってもらうため、多くの人たちに見てほしい」と話している。
 
 
写真=絵型を持つ2代目の夜久操さん

    

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