WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2012年7月19日のニュース

患者らに“一服の清涼剤” 市民病院で36年前から写真展示

0719nippouren.jpg
 福知山市厚中町の市民病院で、36年前から継続して写真が展示されている。日本報道写真連盟福知山支部のメンバーが撮影した作品で、四季折々の自然などを巧みにとらえており、気分が沈みがちな入院患者らにとっては、まさに「一服の清涼剤」になっている。

 支部は1973年に設立。市内を中心に、綾部市や兵庫県丹波市に住む25人が所属し、写真技術の向上に励んでいる。
 
 展示は市民病院の前身、国立福知山病院時代の1976年に、病院から依頼を受けて始めた。旧病院では外来用ロビーに掲示し、97年からは入院病棟の階段踊り場に展示。主に入院患者らに見てもらっていた。
 
 支部では当初、短期間の展示と考えていたが、患者や家族らに好評で、病院側も継続を願い、これまで続いている。写真の入れ替えは年に2回だったが、今の市民病院の建物になった2006年からは1階通路に並べ、年に3回入れ替えている。展示数も増え、始まったころの4点から現在は20点以上に増えている。
 
 結成時からのメンバーの上月均さん(75)は「こんなに長く続くとは思いませんでした。展示を待っている患者さんがおられるので、ずっと続けていきたい」と言う。
 
 支部員たちが撮影した写真は、四季の自然の風景や花、祭りの様子、笑顔あふれる子どもの顔など、明るい雰囲気のものを選んで出す。入院・通院患者が足を止め、一点ずつ食い入るように見ている。入院患者の女性(76)は「見栄えのある写真ばかりで、おもしろい。ゆっくり見ていると、本当に心が癒やされます」と話していた。
 
 患者だけでなく、普段職務に追われている医師や看護師ら職員にも受けが良い。
 
 市民病院の香川恵造院長は「ユーモアに富んだ日常生活の写真や四季の写真を、継続して展示していただいており、大変ありがたい」と感謝。「来院者もスタッフも、時の流れの一瞬を見事にとらえた素晴らしい作品にしばらく足を止め、心和む憩いの空間になっています。日報連の活動に敬意を表するとともに、今後も展示をお願いしたい」と望んでいる。
 
 荒木孝允支部長(65)は「患者さんには、写真を見ることで、少しでも元気を出してもらえればうれしい。喜んでいただけると、支部員も良い写真を撮ろうと張り合いが出てくる。今後も続けていきたい」と話している。
 
 
写真=展示替えの作業をする支部員たち。明るい雰囲気の写真が患者らを癒やす

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ