WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2012年7月 9日のニュース

北丹鉄道の駅があった蓼原で住民らが客車再現 2両を夏祭りで披露

0709hokutan.jpg
 かつて北丹鉄道の駅があった福知山市大江町蓼原の住民たちが、この区間を走っていた客車の模型を製作している。人を乗せて走らせることが出来る大きさで、28日に地元で開く夏祭りで走らせる。形も忠実に再現されており、当時を知る人たちの注目を浴びそうだ。

 北丹鉄道は1923年から71年まで旧国鉄福知山駅から大江町河守までの12・4キロを運行。8つの駅があり、蓼原にも「蓼原駅(停留所)」があった。
 
 蓼原地区では、毎年この時期に住民たちでつくる実行委員会が主催し、水無月祭りを開いている。2年前から、歩行者天国となる会場でミニSLを走らせ、子どもたちに楽しんでもらっているが、「手づくり」を信条とする実行委では、自分たちでおもしろいものを作り、来た人たちを喜ばせたい−と、地区内も走った北丹鉄道の客車を作ることを計画した。
 
 作業は実行委の30−50歳代の有志約15人が、5月下旬から毎週日曜日に集まり汗を流している。同鉄道の資料を見ながら2両を作る予定で、運搬などに使う前引き三輪車を基に、角材やべニヤ板、鉄骨などを使って進めている。
 
 試行錯誤しながらの作業だが、メンバーの中には製材や建築、電機に詳しい人たちがいて、知恵を出し合って当時の姿を再現している。模型は大きいほうが幅1・2メートル、長さ4メートルで子どもだと10人乗ることが出来る。小さいほうは幅1メートル、長さ3・3メートルで7、8人乗り。客車は前方が少し丸みを帯びており、窓や天井など細かい部分も似せている。
 
 現在8割ほど出来ていて、座席を付け、赤や緑などの色を塗って仕上げる。北丹鉄道に実際乗ったことのあるメンバーの一人、仁張重典さん(50)は「子どものころに乗った印象は速かった記憶があり、乗り心地は悪かった。木の感じなどは再現出来ていると思います」と言う。
 
 祭りでのミニ北丹鉄道の運行は午後3時から同5時まで。無料で、歩行者天国となる約300メートル区間を走らせる。太田正人実行委員長(55)は「みんな力を合わせて取り組んでいて、満足いく出来に仕上がりつつあります。当日は子どもから年配の方まで多くの人たちに乗ってもらいたい」と願う。「好評であれば、3号機、4号機の製作もしたい」と意気込んでいる。
 
 
写真=リアルな客車を−と、製作に励むメンバーたち

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ