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両丹日日新聞2012年7月 8日のニュース

「過疎を利用」して活性化−徳島・神山町の戦略学ぶ 府講演会に100人

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 「創造的過疎」をテーマにした講演会が、福知山市西小谷ケ丘の成美大学で開かれた。会場には地域活性化へ向けて活動する人ら約100人が集まり、「過疎を利用する」地域活性化策の実例紹介などに耳を傾けた。

 京都府が主催して1日に開いた。「農山村地域次世代リーダー育てるプロジェクト」の一環。講師には、徳島県神山町のむらづくりに取り組むNPO法人グリーンバレー理事長・大南信也さんを招いた。
 
 神山町は1955年、5つの村が合併して誕生し、当時の人口は2万1000人だったが、現在の人口は合併当時の3分の1以下の6500人まで減少している。
 
 こうした過疎化の進行に対し、同法人は「日本の田舎をステキに変える!」を掲げ、アートによる地域再生、移住支援活動への取り組みなどを通して、芸術と文化による地域再生に取り組んでいる。
 
 大南理事長は初めに、法人発足の経緯や、芸術を基盤とした「国際文化村」づくりなどの活動について説明し、そのひとつである「ワーク・イン・レジデンス」を紹介した。
 
 町が求める働き手や企業家を逆指名するもので、過疎化、少子高齢化、地域経済の衰退を止めることができる人材を対象に、古民家などの空き家を提供するという取り組みを行ってきた。
 
 今では、石窯のパン屋、地域研究員、カメラマンといったさまざまな人たちが全国から同町へ移住し、職種の枠も広がってきているという。
 
 「『神山は好きだけど、仕事がない』という人たちには、今は仕事があると言いたい。勉強して、神山の求める職に就くことができれば帰ってこられます」と話し、「若者たちが仕事がないと感じるのは、今田舎に住んでいる人たちの責任。仕事の数を増やしていくことが求められる」と伝えた。
 
 また、新しいことに取り組む姿勢としては、「前例がないといって『だから、できない。無理』と決めつけると、閉鎖的になって良いアイデアが出なくなる。そういう時には『時代の歯車を回すチャンス』ととらえ、新しい日本をつくる一歩を」と訴えた。
 
 
写真=過疎を利用した取り組みについて説明する大南理事長

    

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