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両丹日日新聞2012年7月 1日のニュース

坊ちゃんカボチャで6次産業化を 市寺で農業生産法人を計画

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 福知山生まれのカボチャ・坊ちゃんカボチャを、福知山市市寺の農業、坂本明久さん(59)らが、約80アールのほ場で栽培をしている。農業生産法人「南瓜(かぼちゃ)の種」の発足をめざしていて、収穫したカボチャを使った商品の試作も昨年から始めており、将来は生産から加工、販売まで一貫して手がける第6次産業にし、雇用の場の確保につなげる考えだ。

 坊ちゃんカボチャは夜久野の育種農場で1998年に開発された。1個が400−500グラムの小さな実だが、甘みが強く、砂糖を使わずに調理でき、スープや洋菓子などの材料として好まれる。緑黄色野菜でベータカロチンの含有量も多い。
 
 農家レストラン・サラサの経営もする坂本さんが、土の農業、田中正美さん(60)らに話を持ちかけ、「農業で生活できる基盤づくりを進めよう」と意気投合。昨年10アールで栽培したところ順調に育ち、収穫できたことから、今年は一気に栽培面積を増やした。
 
 将来はアーチを作って空中栽培も考えているが、現在は露地での栽培。5月中旬に約2000株の苗を植え、施肥や灌水(かんすい)などの世話を熱心に続け、1株に10個近い実を付けているものもある。7月下旬から8月上旬にかけて直径15センチ程度の実が、多ければ2万個、8トンほど収穫できるという。
 
 長期保存をするために実をペースト状にする試みも昨年から始めている。スープや米粉を加えたクッキー、パイなどを作り、農家レストランのメニューに加えているが、来店客から「砂糖をまったく使っていないのに、これだけ甘みのある料理やお菓子になるのが不思議」「健康食にもなり、おいしい」と好評だ。
 
 坂本さんは「まだ歩み始めたばかりですが、生育は順調。遊休農地の活用や若い農業後継者づくりにつながればうれしい。6次産業化となればさらに製品企画や2次産品としての加工、営業などが必要で、取り組みに協力してくれる人を求め、販路開拓も進めたい。食材として調理に使う学校などがあれば提供したい」と話していた。
 
 問い合わせはサラサ=電話0773(22)3297=へ。
 
 
写真上=栽培しているほ場と田中さん(左)、坂本さん
写真下=順調に育っているカボチャ

    

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