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両丹日日新聞2012年6月14日のニュース

苗木から育てた「文化財の森」で漆掻き NPO丹波漆が初鎌

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 日本の文化を支えてきた漆の採取「漆掻き」が、西日本随一の産地・福知山市夜久野町で13日から始まった。府無形民俗文化財「丹波の漆掻き」を守り伝えているNPO法人丹波漆が、漆の木に今年最初の刃物をあてる初鎌を日置の林で行った。

 任意団体の丹波漆生産組合が、後継者育成のため組織基盤を強固にと法人化し、今年からNPO法人で丹波漆の振興を図っていくことになった。技術を伝えていくため、講座も初鎌に併せて開講。漆塗りを習っている市民3人と市教委職員、農匠の郷内の「やくの木と漆の館」の職員も訪れ、NPO会員たちから漆掻きの技法を学んだ。
 
 作業をしたのは、生産組合時代に初めて苗木の植栽事業を行った林地。文化庁から「ふるさと文化財の森」に認定され、約1ヘクタールに約30本の木が育っている。8年経ってようやく採取できるようになり、岡本嘉明理事長は「組合で最初に植えた場所で、NPO最初の採取を行うことになり、感慨深いです」と話していた。
 
 講習会では岡本理事長らが道具の説明から始め、「漆は木に傷をつけ、樹液の巡りを止めることによって、それを回復させようと木が出す液」だと紹介し、樹液の通り道の見極め方などを実演。受講者もさっそく木に印をつけて樹皮を削ったり、小さな傷をつけたりしていった。
 
 漆掻きは9月末まで続き、講習も適時行っていく。最盛期は7月中旬から8月にかけて。作業が本格化し出してから受講したいという人や見学を希望する団体もあるといい、随時受け付けている。問い合わせは岡本理事長、携帯電話090・6244・4363。
 
 
写真=NPO会員に指導を受けながら漆掻きを体験する受講者

    

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