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両丹日日新聞2012年5月29日のニュース

「放置すれば獣害出る」と不耕作地で古代米栽培 川北湯船会の5人

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 福知山市川北の山間にある棚田で、地元の人たちがグループをつくり、古代米を栽培している。植え付けたのは昨年から休耕地となった田んぼで、そのまま置いておくと、獣のすみかになる。メンバーたちは栄養価が高く注目を集める古代米を植えて「地区内の農業を元気付けたい」と意気込んでいる。

 グループは「古代米湯船会」で、メンバーは松山礼子さん(63)、池田雅志さん(71)、大嶌敬秋さん(66)、塩見省悟さん(69)、塩見元治さん(77)の5人。
 
 全員が地区内の大砂利川上流にある棚田で米作りをしている。棚田の中で2枚の田んぼの持ち主が、高齢などを理由に昨年1枚、今年1枚の田で稲作をすることをやめた。不耕作地になると、イノシシやシカなどが出てきて、隣接する田に被害が出ることも予想される。このため池田さんが大砂利川周辺の持ち主に古代米栽培を呼びかけたところ、松山さんら4人が賛同。5年計画で取り組むことにした。
 
 古代米はビタミンやミネラルなどが豊富で、健康に良いとの理由から、赤米、黒米、緑米を選んだ。5人でもみ種から苗を育てた。低農薬での栽培を目指しており、モミ種の最初の消毒も、通常は薬で行うところを、60度の湯につけて行った。
 
 2枚の田んぼの広さは計16アール。26日に現地で田植えをした。上段の田に赤米、下段の田に黒米と緑米を半分ずつ植えていった。塩見省悟さんが田植え機に乗り、あとの4人は機械への苗の積み込みなどをして、約3時間でやり終えた。
 
 今後、当番制で草刈りや水の管理などをして、9月終わりから10月中ごろにかけて稲刈りをする。30キロ袋で7袋ほどとれる見込みで、収穫した米は自分たちで味を確かめるほか、地域のイベントで振る舞いたいという。また余った苗を希望者に分けて、バケツで育ててもらうことも考えている。
 
 会の代表の松山さんは「古代米を食べたことがないので、ぜひ『おこわ』にして食べてみたい。良い米がたくさん収穫出来れば」と期待。池田さんは「地区内は高齢化が進み、これから更に不耕作地が増えることが予想されます。不耕作地の進行を少しでも食い止められるよう、頑張って試験栽培に取り組みたい」と話している。
 
 
写真=田植えをする5人のメンバー。良質の古代米が出来るよう期待を込める

    

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