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両丹日日新聞2012年5月13日のニュース

母から受け継ぐ家庭料理を若い世代に つくしの会が毎月の教室で基礎講習

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 家庭料理のいろはを若い世代に伝えておきたいと、福知山のお母ちゃんたちが、4月から福知山市民会館で基礎料理講習会を開いている。講師は「家庭料理つくしの会」の芦田陽代さん、大槻尚子さん、玉山和子さん。若い女性や男性が料理を学べる場を提供していこうと、毎月2回程度ずつ開いていく計画。

 会長の芦田さんは、市民会館そばの市勤労青少年ホームで、ホーム主催の料理講座の講師を約20年担当。だしの取り方や手の上で豆腐を切るといった基本と、実母や義母らから受け継いだ旬の食材を生かした福知山の四季折々の味を、若い女性を中心に教えてきた。
 
 野菜を洗おうと洗剤を探す人、長い髪の毛を束ねないで料理をしようとする人もいたが、身ごしらえなどから教え、講座が終わるころには、みそ汁や卵焼きなどを立派に作れるようにしてきた。
 
 しかし、市は青少年ホームを教育の拠点施設にする計画を持っていることや、主催講座の受講者が減少していることなどから、講座の集約を検討。料理講座は市立中央公民館の講座でも実施していることから廃止になった。
 
 そこで芦田さんは「若い娘さんや男性の勉強の場がなくなることは寂しい。福知山の食文化、食育を学ぶ場所を続けたい」と、長年料理に携わる仕事をしてきた大槻さんと玉山さんの3人で、つくしの会を結成。4月から中央公民館の協力を得て、市民会館で基礎料理講習会を開くことにした。

■旬の食材使っておいしく■

 「料理は中央を高く盛り付ける『なかだか』に盛るの。見栄えがいいから」
 
 7日夜には若夫婦ら7人が参加。旬の食材を使ったタケノコとフキの煮物▽タコとキュウリの酢の物▽肉じゃが▽豆腐のみそ汁▽ミルクゼリーの計5品をこしらえた。
 
 受講者は「煮干しは頭と腹わたを取る」「木の芽は手のひらに乗せて『パン』とたたくと香りが出る」などと講師から教わりながら、楽しく調理を進めていった。
 
 夕陽が丘の松尾高志さん(35)、美智子さん(32)は夫婦で参加。高志さんは「普段は台所に立たないので乗り気ではなかったけれど、来てみたら楽しい。妻が風邪を引いた時などにできれば」と話し、美智子さんは「分かりやすく教えてもらっています。料理は得意ではないので、家庭の味を教えてもらい、いい勉強になります」と喜んでいた。
 
 芦田さんは「料理講座は、亡くなった地域の婦人会の大先輩、松山正子さんたちから引き継ぎました。松山さんのときから『福知山の娘さんは料理上手でお行儀も良く、よいお嫁さんだ』と言われるように、料理講座を通して指導してきました。今後も若い世代の人たちとともに学びあいたい」と話している。
 
 
写真=市民会館で開いている料理講習会

    

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