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両丹日日新聞2012年4月25日のニュース

映画館の灯消さない− 福知山シネマがデジタル導入し3Dも上映

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 福知山市広小路通りの福知山シネマは、館内の上映設備をデジタル化し、5月25日から立体的に映像が見られる3Dでの上映を始める。これに伴い、最新の音響設備の導入、男女洋式トイレの整備などにも取り組み、「居心地の良い空間」をつくる。こうした展開には多額の投資が必要だが、志摩敏樹オーナーは、文化の一つである映画館の灯をともし続けたいとの思いで、整備に踏み切る。

 国内では長い間フィルムで映画が上映されてきたが、最近は撮影した映像フィルムを一度デジタルデータに変換し、コンピュータで編集作業や特殊効果を加えた上で再びフィルムに戻す方法が取られている。
 
 フィルムの場合、これを扱うコストや時間、デジタル変換する手間などが必要で、さらにフィルムは表面の磨耗によって上映時に映像の傷やちらつきなどの弱点もあった。
 
 デジタル化によってこうした課題は解消できるが、導入には多額の投資が必要で、国内ではなかなか浸透しなかった。しかし、3D映画のヒットによって、郊外型の大規模な映画館でデジタル化が進み、こうした流れに乗れない小規模なところは姿を消している。
 
 豊岡市の映画館が3月末で閉館し、北近畿には福知山シネマと舞鶴市の八千代館の2館だけになった。こうした中での投資は「このまちで映画館の灯を消さず興行を続ける決意表明」だと、細川龍作支配人は言う。
 
 館内のシネマ1(146席)、シネマ2(135席)ともデジタル化する。データを扱うサーバーや映像を映すプロジェクターなどを導入。音響も従来のシネマ1に続きシネマ2でもデジタルの高音質を提供する。
 
 3D映画は専用のメガネで観賞するため、スクリーンもやや発色が強いものに更新する。ほかに、トイレを和式から洋式に替える。こうした工事は、5月21日から24日まで休館し行う予定。
 
 細川支配人は「映画は娯楽であり文化。身近な娯楽が楽しめる映画館がなくなれば、遊びが固定化されて、まちに閉塞感が漂う。今度のリニューアルは閉塞感に対抗する狙いがあり、気軽に楽しんで頂ける場にしていきたい」と話している。
 
 
写真=デジタル化に踏み切る福知山シネマ

    

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