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両丹日日新聞2012年4月20日のニュース

広域:一円電車が神子畑選鉱場に里帰り 22日に桜まつりと式典(朝来市)

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 兵庫県の明延鉱山で鉱石運搬や従業員・住民の足として活躍していた「一円電車」が、かつて走っていた選鉱場跡(朝来市神子畑)に戻って来た。周辺は公園整備がされ、桜の名所にもなっている。22日には現地で「お帰りなさい一円電車」セレモニーが行われる。

 明延鉱山(養父市大屋町)はスズ、銅、タングステンなどが採掘され、中でもスズは国内最大の産出量を誇っていた。地形の関係から、掘り出した鉱石を選別する選鉱場を約6キロ離れた神子畑に設け、明延−神子畑を結ぶ明神電車が運行されていた。鉱石や従業員だけでなく、その家族らも利用でき、運賃が1円だったことから「一円電車」と呼び親しまれた。
 
 最盛期には4000人ほどが働く鉱山だったが、1987年3月で閉山となり、一円電車も廃止され、機関車などを旧大屋、朝来、生野町が会社から無償で譲り受け、朝来では国道312号沿いにある道の駅あさごで保存・展示してきた。
 
 選鉱場への里帰り移設は3月に行われ、1942年製の電気機関車、17人乗りの客車わかば号、グランビー鉱石運搬車が選鉱場跡地に戻ってきた。
 
 「お帰りなさい」セレモニーは地元の桜まつりの中で行われる。午前10時30分から記念式典。引き続き11時から、一円電車を題材にした作品も書いている児童文学作家・藤田千津さんによる記念講演がある。先着500人に「あさご鍋」の振る舞いをするほか、特産品販売、昭和の写真展示なども。
 
 地元の山内隆治郎区長は、小学生のころ、よく一円電車で明延へ行ったといい、「懐かしさでいっぱいです」と話す。桜はいま見頃。花のある間は、夜にライトアップをしている。
 
 
写真=階段状の選鉱場跡に移設される一円電車

    

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