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両丹日日新聞2012年2月27日のニュース

M9では被害抑止無理 福知山出身京大名誉教授が地震を説く

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 甚大な被害を出した東日本大震災から来月で1年を迎えるのを前に、福知山市猪崎の市児童科学館で25日、地震をテーマにした講演会が開かれた。子どもから大人まで約60人が参加し、福知山出身の京都大学名誉教授、梅田康弘さんから地震のメカニズムや予知について聞いた。

 梅田さんは地震学が専門で、科学技術・学術審議会専門委員、文科省の特別機関・地震調査研究推進本部地震調査委員会委員などを歴任。現在は、産業技術総合研究所客員研究員で、テレビ出演などを通じて防災の啓発、地震予知の最新情報の提供に努めている。
 
 講演のテーマは「地球の成り立ちと地震」。図や写真を使いながら紹介し、「地球の中心部はとても熱く、その外側の層にあたるマントルはゆっくりと対流し、さらにその外側のプレート(岩盤)が動き、プレート上の日本列島などの陸地も移動する」と説明した。
 
 このあと、プレートの境界では一方がプレートの下に潜り込んで、その摩擦や反発力で地震が多発していることを過去の記録をもとに話した。
 
 「日本には4つのプレート境界があり、東日本大震災の場合は、3つの地震が連動して、想像を絶するマグニチュード9もの巨大地震になった」ことを説明。
 
 「地震には周期があり、南海で巨大地震が起こる日はそう遠くなく、東南海や東海地震と連動する可能性もある」と指摘した。
 マグニチュード9クラスの地震の被害は、人の力では抑えることができないとし、「内陸での地震の場合は、まず家屋の耐震性を高め、家具をしっかり固定し、地震に備えておくことが大切だ」と話した。
 
 ただ、地震から受けている恵みもあって、活断層の切れ目からおいしい水がわき、その付近で人は暮らし、活断層に沿って道ができる例が多いことを付け加えた。
 
 
写真=図を使って地震が起こる仕組みを説明する梅田さん

    

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