WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2012年2月12日のニュース

厳寒期こそ良質の和紙 大江の田中製紙工業所で寒漉き

0210kansuki.jpg
 福知山市内で手漉き和紙(丹後和紙)作りを続ける大江町二俣、田中製紙工業所で、この季節ならではの「寒漉き」が最盛期を迎えている。厳寒期に漉く和紙は特に良質で、一枚一枚丁寧に仕上げられている。

 江戸時代から続く田中製紙工業所では、町内産のコウゾを使い、年中和紙を作っているが、1、2月は和紙の原料作りと寒漉きが重なり、最も忙しい時期となる。
 
 寒漉きは工業所5代目の田中敏弘さん(50)が手掛ける。水を張った漉きぶね(水槽)の中に、コウゾの繊維を溶かした液と植物のトロロアオイの粘液を入れ、すだれを乗せた道具・すげたを使って漉いていく。
 
 すげたを巧みに操ると、「ざぶ、ざぶ、ざぶ」と漉きぶねの中が波打つ。漉き上がった紙は紙床の上に乗せ、200−300枚ほど重ねたあと、ジャッキで圧力をかけて水を切り、一枚ずつ天日干しする。
 
 寒漉きは3月上旬まで続く。田中さんは「今年の冬は寒くて作業がしやすい。手は冷たいですが、良質の紙が作れるので安心です」と話す。寒漉きで作られた紙は障壁画や軸物などの文化財の修復に使われることが多いという。
 
 
写真=リズミカルにすげたを動かす田中さん
 
【関連ニュース】
 ・寒風にさらすコウゾの天日干し 大江の田中製紙

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ