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両丹日日新聞2012年2月 7日のニュース

中山間地域の集落維持と活性化、農業振興の成果・課題語り合う 三岳で懇話会

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 少子・高齢化、農地の荒廃などの厳しい現実にも目をそむけず、「つながる・挑戦する・あきらめない」を合言葉に地域づくりに取り組む福知山市三岳地区で5日、「中山間地域・研修懇話会」が開かれた。一ノ宮の三岳会館に多くの地元の人が集まり、使われていない田の再生、特産農作物の栽培とそれを生かした加工品開発など、さまざまな取り組みの成果と課題を話し合った。

 中山間地域等直接支払制度三岳協定と三岳農地活用推進委員会が主催し、今年で6回目の開催。初めに特産・山のいもを使った「里の味わい丼」の試食があり、約100人が集まった。丼のご飯には、ムカゴ(山のいもの葉の付け根にできる球芽。小さなイモ状のもの)が一緒に炊き込んであり、その食感がたいへん好評だった。
 
 懇話会の最初のテーマは、農地活用のための「えさ米」栽培について。府中丹西農業改良普及センター職員が、飼料用米の栽培には10アールあたり8万円という高い所得補償交付金が出ること、省力・低コスト化が図れることなどの利点の説明をした。さらに三岳地区では、みたけ農産が2年にわたってえさ米を作っている実績があり、販売ルートも確立されていて、個人でも取り組みやすいと、栽培を奨励した。
 
 しかし、みたけ農産の伊藤義信社長は、2年間とも「いくら防除しても、どうにも手に負えんイノシシ被害」に遭って目標の収量に全く届かなかったとし、山間地の条件の悪いところでの稲栽培の難しさを改めて強調した。だが、栽培希望農家があれば協力することを約束した。
 
 山のいもの部会からは、今期は1700キロを出荷し、市場での評価も高いことが報告された。また、ジャガイモ、ヤマブキなどの作物を作るグループ、里の駅みたけで加工品を作っている女性グループなどが、地域を元気にしようと頑張っている現状を報告した。
 
 来賓として出席した行政、JAなどの関係者らは、地区全体で取り組み、語り合っている三岳の姿は中山間地のモデル的だと高く評価し、それぞれの立場からアドバイスを送った。松山正治市長も訪れ、「これからも特色ある地域づくりに努めてほしい」と激励した。
 
 また、三岳に何度もやって来ている府立大学の桂明宏准教授は「絆の強い地域は発展していく。合言葉にもある『つながり』を大切にしてほしい」と話し、これからはインターネットを活用するなどPRに力を−と提言した。

■山のいもの丼日曜限定で販売■

 里の駅みたけでの丼の提供は、日曜日の昼限定。ムカゴが調達できる間は、ムカゴ飯を使う。価格は吸い物付きで480円。
 
 
写真=地区内のグループが一年の取り組みを発表

    

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