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両丹日日新聞2012年2月 3日のニュース

三和町大原で節分行事の「鬼迎え」 神社では「鬼は内、福は外」

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 福知山市三和町大原地区で2日夜、6匹の鬼が現れ、金棒をふりかざしながら、雪道を歩いて地区内の約50世帯を回った。地元の地域活性化グループ「大原話し合いの会」(大槻兄一市会長)が、大原神社(林秀俊宮司)の節分祭に合わせて続けている行事。各家庭の鬼(厄)を集めて神社へ戻った。

 同神社の豆まきは「鬼は内、福は外」で、一般的な掛け声とは正反対。鬼(厄)を神社に迎え、氏子の家庭に福を授けるために、この掛け声になったと伝わる。昔、綾部九鬼藩だったことへの配慮もあるとされている。
 
 グループによる取り組みは、神社の節分祭を盛り上げようと「鬼迎え」と名づけて1996年から始めた。メンバーが扮した3組の赤鬼、青鬼が各家庭の「厄」を持ち帰り、3日夜に神社で行われる節分行事「追儺式」で厄払いをしてもらう。
 
 今年は40−50歳代の6人が手づくりの衣装や面をつけ、竹で作った金棒を手にして鬼に扮した。氷点下3度と厳しい冷え込みで、積雪も30センチ近くある場所も。防寒対策などに手間取り、予定より20分余り遅れて、神社を午後7時25分ごろに出発した。訪問した家庭の玄関の扉をドンドンとたたき、「この家の鬼(厄)を迎えに来たぞ」「鬼はおらんか」などと大声を張り上げ、姿をみせた家人の前で金棒を振りかざした。
 
 どの家庭も、鬼が来た時に滑って転ばないようにと、玄関先や付近まできれいに雪かきをして待つ歓迎ぶり。鬼に酒やお菓子を振る舞ったり、お年寄りが会話を弾ませる場面もみられた。
 
 それぞれの家庭の人に豆を手渡し、「3日にこれを持って来い。そして鬼を追い払え」と告げて去った。3日午後7時からの追儺式では、鬼に参拝者が豆を投げつけて、本殿へと追い込み、改心させて福の神にする。
 
 大槻会長は「始めたころは子どもがいる家庭も多かったのですが、今は小学生もゼロ。高齢化が深刻ですが、大原地区では観光振興を進めており、鬼迎えも伝統行事として守っていきたい」と話していた。
 
 
写真=訪れた鬼に酒を振る舞う家庭

    

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