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両丹日日新聞2012年1月31日のニュース

双頭のサケの仔魚誕生 生存厳しいが「頑張って」と願い一家で飼育

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 頭が2つ、尾の部分が1つのサケの仔魚(しぎょ=稚魚の前の段階)が見つかった。福知山市の宮本さん(67)宅で飼育している仔魚で、「2年前からサケを飼育しているが、こんなのは初めて」と驚いている。

 宮本さんは2010年から、福知山、綾部両市の市民でつくる由良川サケ環境保全実行委員会が主催するサケ放流事業に参加。孫(成仁小学校1年生)と一緒に、実行委からサケの卵の配布を受け、孵化させて飼育し、由良川に放流している。
 
 今年も1月7日に50個の卵を受け取り、自宅玄関のげた箱の上に水槽を置いて飼育。同14−17日に全部がかえった。温度管理や観察は2人でしており、29日に水槽をのぞいたときに、頭が2つある仔魚がいるのを見つけた。
 
 他の仔魚は体長が2センチほどのものが中心だが、双頭の仔魚は1・5センチと小ぶり。腹の部分に「さいのう」と呼ばれる袋を付けており、今はここから栄養を取っている。
 
 一方の頭のほうが左方向へ行こうとすると、もう一方が右方向へ行くなど、別々の泳ぎをする時があり、他の仔魚と比べて動きがゆっくりに見える。
 
 京都大学フィールド科学教育研究センター・舞鶴水産実験場の助教は「細胞分裂(卵割)の時に、何らかの刺激が加えられてこうなったか、あるいは遺伝的なことも考えられます。数千から数万分の1の確率で生まれるとされます」と解説している。
 
 今後の成長については「自力で餌を食べ始めるようになると、双方とも思うようにえさを食べにくい状態になるため、餓死してしまう恐れがあり、長くは生きられそうにありません」と言う。
 
 さいのうが取れるのは2月中旬。宮本さんは「いつまで生き続けられるか分かりませんが、観察を続けていきたい」。孫も「出来るだけ長く、頑張って生きてほしい」と話している。
 
 
写真=元気に泳ぐ双頭のサケの仔魚

    

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