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両丹日日新聞2012年1月29日のニュース

新婚夫婦の二人三脚で「歩く!」 脳出血の男性が不屈のリハビリ

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 福知山市本堀の会社員、田淵憲司さん(43)は、昨年2月に脳出血で左半身まひになった。医師に「自力歩行は難しい」と言われる状態だったが、妻に支えられ、諦めずにリハビリを続けた。今では700メートルを自力で歩けるまでになり、周囲を驚かせている。今年の福知山マラソン3キロファンラン完走を目標に、きょうも頑張っている。

■福知山マラソン 3キロ完走目標に■
  
 学童野球のコーチを務め、自身も体を鍛えるスポーツマン。健康には自信があったが、突然の病で体が動かなくなった。術後1週間近く意識が戻らず、妻のあゆみさん(42)は植物状態になるかもしれないと聞かされた。2人は新婚だった。結婚1周年記念の3月3日を楽しみにしていた矢先、どん底につき落とされた。
 
 幸い意識が戻り、少しずつ容体は良くなったが、転院して福知山市民病院回復期リハビリテーション病棟で長く過ごし、ここを退院した昨年秋の時点でも、全く自力歩行はできなかった。これ以上の回復は無理とさえ言われた。しかし、そこで立ち止まらなかった。
 
 市民病院の外来リハビリへ熱心に通い、家でもなるべく杖を使わないようにするなど、たゆまぬ努力で自力歩行ができるまでに回復した。
 
 1人では無理だったが、あゆみさんがいつも支えてくれた。入院中は毎日見舞いに来てくれた。「楽をしようとリハビリをついついさぼってしまいそうになる」という田淵さんに、喝を入れるのもあゆみさんだった。
 
 言い争いになることもあるが「出来ることをやらなかったら、治るものも治らない」と、真正面から夫と向き合う妻の優しさと厳しさに励まされてきた。
 
 福知山マラソン出場は、外来リハビリを担当する市民病院の理学療法士、由良優実夫さんの勧めで決意した。由良さんは「ここまで機能が改善するのは本当にすごいこと。リハビリの成果を何か見える形にできればと、マラソンのことを考えました。私も出来る限りのことをしたい」と全力サポートを誓う。
 
 諦めたらそこで可能性が消えてしまう。1年後にはもっともっと自由に動けると信じて、夫婦二人三脚のリハビリはこれからも続く。田淵さん夫妻は「同じ境遇の人たちに少しでも元気が伝われば」と願っている。
 
 結婚1周年記念日は病室で迎えた。「まさか病院でとは思わなかったけど」と苦笑い。今年は家で記念日を祝いあえる。
 
 
写真=由良さんと歩行のリハビリをする田淵さん、見守るあゆみさん

    

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