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両丹日日新聞2012年1月28日のニュース

府林業士会長伐期間伐コンクールで坂田さんが最優秀賞

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 間伐などの森林整備の遅れが叫ばれるなか、京都府林業士会(会長・伊東宏一京都丹州木材協同組合理事長)は、福知山市篠尾新町のサンプラザ万助で、第2回高齢級間伐(長伐期施業)コンクールの表彰式を開いた。生産目標を立て、手入れが行き届いた地域のモデルとなる人工林を選ぶもので、最優秀賞の知事賞には、長尾の農林業、坂田孝行さん(76)が選ばれた。

 京都府内の人工林面積は約12万6000ヘクタールと、府内の民有林面積の約38%を占める。しかし、その多くが材価の低迷や担い手不足などで放置されて荒廃が進み、土砂災害の防止、水の確保など森林が持つ多面的な機能を果たせなくなっている。
 
 コンクールは、間伐を促進し、豊かな森林づくりを進める担い手を育てる狙いで企画。府林業士会員が所有する面積0・1ヘクタール以上で、樹齢約50年以上のスギ、ヒノキ林を対象に募集し、15人から応募があった。
 
 現地の写真で事前審査をし、5カ所に絞り、さらに伊東会長や府森林組合連合会、府関係者ら4人が現地を視察し、植栽樹木の適地性、間伐履歴、病害虫・気象などによる被害の有無、表土の流出の有無、生産目標などを基準に審査した。
 
 27日に開かれた表彰式では、坂田さんらが所有する森林がスクリーンを使って紹介された。出席者は間伐が行き届き、立ち並ぶスギやヒノキの間隔が開き、作業道が整備された様子を感心して見ていた。
 
 坂田さんは「45年ほど前から父親の跡を継いで林業にも携わっています。10ヘクタールのうち6ヘクタールにヒノキを植林しています。今は作業を委託していますが、5年ごとに間伐を進めています」と話していた。

■育てる時代から利用する時代に■

 伊東会長は「府内では人工林の約7割が、建築や土木資材として利用可能な45年生以上の木になっており、育てる時代から利用する時代になっている。国産の木材自給率を2020年までに50%に高める計画を国が示しており、外国材に頼らずに地産地消を進め、森林整備につなげることが大切。祖先から受け継いだ山を守ることにつながる」と強調していた。
 
 コンクールは次回から、会員以外にも募集枠を広げ、「第1回京の明日につなぐ森林づくりコンクール」に名称変更する。申し込み期限は4月30日。
 
 
写真=最優秀賞に選ばれた坂田さんの森林

    

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