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両丹日日新聞2011年11月26日のニュース

原発事故に備え初期被ばく医療講習会 2次汚染防止や除染など

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 原発事故に備えた医療関係者向け講習会を京都府が25日、福知山市内で開いた。これまでは福井県内の原発を対象に、隣接する舞鶴、綾部両市内のみを対象としていたが、東日本大震災の福島第1原発事故を教訓に対策エリアを拡大。指定医療機関も追加したことから、関係者に専門知識を深めてもらうために開いた講習会。放射線測定器の取り扱い実習などを行った。

 府は5月に策定した原子力発電所防災対策暫定計画で、初期被ばく医療機関を追加した。原発でなんらかの事故が発生し、負傷者が出た場合に搬送、傷の手当てなどを行う病院。これまでは東海村臨界事故のようなケースを想定して舞鶴市3、綾部市1、与謝野町1の計5病院を指定していたが、影響が広範囲に及んでいる福島原発事故を教訓にエリアを拡大。南丹市以北の11病院を増やし、計16病院にした。
 
 福知山市内では福知山市民病院、国保新大江病院、京都ルネス病院を指定している。
 
 負傷者が運ばれてきた際には、被ばくの状態を調べ、除染をしてから傷口の縫合など治療を行う。内部被ばくが疑われる場合は、2次医療、更に3次医療機関につないでいく。
 
 講習会は昭和新町の府立中丹勤労者福祉会館で開き、医師や看護師、技師ら医療関係者、それに消防本部の救急隊員、保健所・市町職員ら約60人が参加。近畿大学の小川喜弘准教授、公益財団法人原子力安全研究協会放射線災害医療研究所の山本尚幸副所長が講師となり、放射線の基礎知識から講義を始めた。
 
 放射線の種類と性質、被ばくの形態や人体への影響。2次汚染を防ぐため、患者の搬送や受け入れにどのような準備をしておくかの講義もあった。
 
 放射線測定機器の取り扱い実習の時間も設け、これまでの医療現場ではなじみのなかったGM管式サーベイメータを使って、自然界の放射線量を計測してみたりして使い方を学んだ。
 
 指導した小川准教授は「12キロと測定した数値が、ほかの部署へ伝わる間に単位(キロ)が省略されて12なのか12000なのか分からなくなるので、最初から12000と読み上げる」など具体的な事例を挙げながら説明を加えていった。
 
 
写真=放射線測定器を実際に使って計測のポイントを学んだ

    

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