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両丹日日新聞2011年11月20日のニュース

福知山マラソン:折返し地点の二箇下地域 おにぎり、汁粉でランナーに元気提供

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 福知山マラソン(23日開催)は多くのボランティアが支える大会。毎年、スタッフとして市民が多数参加するほか、沿道から声援を送り、私設エイド(補給)ステーションを設ける人たちもいる。折り返し地点、福知山市大江町二箇下でも、地域の人たちが炊きだしの準備を進めている。

 1万人のランナーが自分たちの住む地域へ走ってくる−。1990年の第1回大会は様子が分からず、地区内を走るランナーたちに拍手と声援を送るだけだった。日ごろ静かな地域だが、お祭り好きが多い地域でもある。「見てるだけなんて、おもしろないなあ」。血がわいた有志が集まり、翌年から「ランナーを励ます」実行委員会を組織し、お茶や食べ物を提供するようになった。
 
 最初は「寒い中、体を温められるように」と、酒粕を苦労して調達し、甘酒を造って振る舞った。ところが、これが不評。口にしたランナーが、みんな道に甘酒を吐き出して行く。初代実行委員長の大槻重明さんは「真っ白になった道路を掃除するのは辛かった。でもそこでリタイヤせず、次の年にも再挑戦したんです」と振り返る。
 
 いろんな物を試してみて、数年で今のスタイルに定着した。提供するのは、おにぎりと汁粉、お茶など。おにぎりはコシヒカリ54キロを地元農家が提供。前日から支度をし、当日も朝早くから女性たち24人が手を真っ赤にして、にぎっていく。食べやすい一口サイズにして約4500個を並べる。
 
 汁粉も原料は地元産。丹波大納言小豆を炊いてミキサーにかけ、3日がかりでほどよい甘さに味を調える。こちらは約4000カップ分を用意する。
 
 ランナー全員の分は準備できないので、どのタイミングで出すかが、その年の実行委員長のさじ加減。「速いランナーよりも、後半のへばってる人たちに元気を与えたいから」と、歴代委員長は目安を打ち明ける。
 
 「どこから来たん」「来年もおいでよ」とランナーに声をかけ、「ありがとう」「おいしかった」の声が励みになって続けてきたボランティア。顔なじみも増え、「昨年の打ち上げには市外のランナーから一升瓶の差し入れがありました」と、会計の村越泰夫さんはうれしそうに話す。
 
 今年は20回の節目の年。実行委員長の大槻博路さんは「若かったメンバーも20年たつと体力が衰えてきましたが、地域外から手伝いに来てくれる人も増えてきて、うれしい」と話し、「ランナーのみなさんに、いっぱい元気を届けます」と張り切っている。
 
■沿道、会場で企業も協力■

 コース沿いで工事をしている建設会社も、それぞれに協力する。衣川組はバナナを提供し、西田工業は移動式仮設トイレとAEDを配置。三丹開発はテントを張ってAEDや熱中症対策にミスト扇風機、額に張る冷却シートを用意する。
 
 三段池公園ではセイリョウ建設を代表幹事とする事業団体・SR共友会が豚汁5000食を用意する。弁当・仕出し製造販売、ふくし事業協同組合は地どり鶏肉、大根、里芋、黒豆みそなど地元産にこだわった「ふくし鍋」4000食を提供する。
 
 
写真=収穫後に乾燥させた小豆をサヤから取りだし、準備に励むメンバー

    

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