WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2011年11月10日のニュース

被災地の「希望の缶詰」販売 淑徳高文化祭で生徒会

1110kanzume.jpg
 東日本大震災で大きな被害が出た宮城県石巻市で、がれきや泥に埋まっていた水産加工会社の缶詰が、13日に福知山市正明寺の福知山淑徳高校で開かれる文化祭・バザーで販売される。生徒会(林飛翔会長)の取り組みで、売上金は商品の販売会社へ送る。生徒たちは、今も厳しい状況が続く被災地の一刻も早い復興を合言葉に、完売を目指す。

■津波で流された商品など、復興の願い込め■
 
 淑徳高では震災後、3月18日から4月30日まで校内で生徒会を中心に募金活動を実施したが、募金の多くが、なかなか被災者に届かないという状況を憂い、再び自分たちで出来る復興支援策を思案。同校と関係のある教育支援会社の呼びかけで、大震災で被災した生産者を支援する「希望の環プロジェクト」に賛同し、缶詰などを販売することにした。
 
 販売するのは、津波で倉庫から流され、がれきや泥の中から見つかって掘り出された木の屋石巻水産の「金華さばみそ煮缶」(400円)。この缶詰は救援物資が届くまでの数日間、被災者の食料となったことから、「希望の缶詰」と呼ばれている。
 
 このほか、希望の缶詰の売上金をもとに同社が作った鯨の大和煮の「感謝の缶詰」(500円)と、避難所での炊き出しにも使われた高砂長寿味噌本舗の「希望の味噌」(600円)を売る。
 
 3種合わせて212個を準備。午前10時から販売する予定で、売上金は教育支援会社を通じて、販売元に送られる。
 
 希望の缶詰の表面は一部が錆びていたり、少しへこんだりしているが、中身は問題ない。生徒会副会長の3年生、篠原翔君(17)は「傷のついた缶詰を見て、震災のすごさ、重さが感じ取れました」。3年生の林会長(17)は「一つでも多く売って、被災地に自分たちの思いも届けたい」と望む。
 
 生徒会顧問の鈴木基弘教諭(30)は、被災地の福島県福島市出身。「文化祭のテーマ『繋げる笑顔、伝わる笑顔』に合った取り組みで、支援の輪が日本全国でつながっていることがうれしい。当日はたくさんの人たちに協力していただき、支援の輪を広げたい」と話している。
 
 
写真=缶詰などの商品を前に、一つでもたくさん売って復興につなげたいと願う生徒会役員たち

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ