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両丹日日新聞2011年11月 1日のニュース

ミワちゃん・ウリ坊を「学問」 成美大で園長らが市民に講義

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 今年度3回目となる成美市民大学が10月30日、福知山市西小谷ケ丘の成美大学で開かれた。今回は、昨年秋から全国で話題となった市動物園のミワちゃんとウリ坊をテーマにした2つの講座があり、市民が熱心に耳を傾けた。

 市と成美大の共催。初めは、2匹を育てた市動物園の二本松俊邦園長が「ウリ坊とみわちゃんフィーバーを振り返る」と題して講義した。
 
 ペアが誕生したいきさつやこれまでの様子、最近の状況などを写真を使って紹介。入り口で餌を購入し動物に与えて触れ合えるなど、ここだけの取り組みで地域に愛される動物園となっていることも話した。
 
 昨年は国内の広範囲から来園者があり、最も多い日で4700人が入場し、動物園がすし詰め状態になったことなどに触れた。
 
 「スターが誕生し、楽しい1年だった」と振り返る一方、聴講者から、2匹は将来どうなるのかという質問があり、「人間に慣れているため野生に戻すことはできない。今後、牙などが成長すると飼育員たちも危険になるが、頑張れるだけ頑張って飼育していきたい」と答えた。
 
 次は、関西大学大学院会計研究科の宮本勝浩教授が「ウリ坊とみわちゃんの経済波及効果について」と題して講演した。
 
 宮本教授は昨年11月の時点で、今年3月までに市動物園の入場者数は前年度比7万人余り増加し、ミワ・ウリコンビがもたらす経済波及効果は府内で5億6900万円、福知山市では4億4137万円と試算していた。
 
 しかし、実際には入場者が約13万1200人増の19万2071人で、増加数は予測の2倍近くあり、宮本教授は市内の経済効果も9億円近くになったのでは、とした。
 
 経済効果は、宿泊が加わると大きく跳ね上がるが、福知山市内での宿泊は少なく、今後何か集客できることがあれば、宿泊してもらえるような態勢づくりが経済効果のアップにつながると指摘した。
 
 続いて経済活性化のために必要な点について話した。活性化には消費者のニーズに合った新商品の開発、独創性などが不可欠で、「葉っぱビジネス」で知られる徳島県上勝町の取り組み、和歌山電鉄貴志駅の猫の「たま駅長」、ミネラルウオーターの国内販売開始などを例に挙げた。
 
 こうした成功のカギは、新しいことを考えるアイデアと、それを評価していくトップや上層部の包容力が欠かせないとし、ミワ・ウリもフィーバーのあといろんな形で発展させ活性化を図っていくことに期待を込めた。
 
 
写真=ミワ・ウリフィーバーを振り返る二本松園長

    

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