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両丹日日新聞2011年10月28日のニュース

壁乗り越えて横浜からドラフト4位指名 福知山成美高・桑原選手

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 福知山成美高校3年生の桑原将志君(18)が、27日に開かれたプロ野球のドラフト会議で、横浜ベイスターズから4位指名を受けた。部の不祥事で夏の大会に出られない辛さを二度も味わい、心が折れそうな時もあった。しかし、周囲に支えられて前を向き、この日を迎えた。「プロになりたい」と、小学2年生のころから抱いてきた夢がかなった。内野手。右投げ右打ち。

 指名を受けた瞬間は「頭が真っ白で実感がなかった」が、午後7時前、学校で歓喜に沸く仲間たちに出迎えられると、感極まって涙がこぼれた。
 
 「『桑原がいたら安心する』と言ってもらえる選手になって、一日も早く1軍に上がりたい」とプロの目標を掲げた。
 
 身長173センチ、体重74キロと小柄だが、50メートル5・8秒の俊足で、バッティングセンスがあり、守備範囲の広さに加え遠投110メートルの強肩。走攻守すべてを備えた内野手としてスカウトの注目を集めていた。
 
 1年生のころからレギュラーだったが、同級生部員らの暴力による処分で、1年の夏は1年生全員が、2年の夏はチームが出場できなかった。目標を見失いかけたこともあったが、仲間たちから「一緒に頑張ろう」と声をかけられて奮い立った。「仲間、家族、指導者をはじめ、全ての人に感謝したいです」
 
 高校野球での辛さは、乗り越えるべき壁だったと振り返り「プロに行けばもっと困難なことがある。逃げずに立ち向かっていきたい」と力強く決意を語った。
 
 最初で最後の3年の夏は主将としてチームを引っ張り、京都大会ベスト4。甲子園には届かなかったが、仲間たちと全力で戦い抜いた。
 
 プロは結果が全ての世界だが「自分を見失わずに野球を楽しみたい」と笑顔を弾かせた。
 
 田所孝二監督は「入学当初から力のある選手だったが、プロではもっとすごい選手がいる。頭を使った渋い選手になっていく必要があり、それができる選手だと思っている」とエールを送った。

■「兄弟でプレーを」 弟の大輝選手(1年)■
 
 大阪府和泉市出身。弟の大輝選手は福知山成美の1年生部員で外野手。兄のドラフト指名を「うれしいし、すごい」と喜び、「自分もプロの世界へ進み、ぜひ一緒にプレーしたい」と意欲をかきたてていた。
 
 
写真=指名を喜ぶ桑原選手(ネクタイ姿)。隣で弟の大輝選手もプロで一緒にと意欲をかきたてる
 
【関連ニュース】
 ・ドラフト:福知山成美の桑原選手 横浜が4位指名(27日速報)
 
 ・高校でかなわなかった甲子園、プロで 阪神が成美高・島本浩也投手を育成指名(2010年10月)

    

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