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両丹日日新聞2011年8月30日のニュース

「特攻花」から知った戦争のつらさ悲惨さ 写真家・仲田さんが地元で講演

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 平和のための戦争展(実行委員会主催)が27、28両日、福知山市昭和新町の府立中丹勤労者福祉会館で開かれた。27日には、大江町金屋出身で写真家として活躍する仲田千穂さん(29)の「特攻花と私」と題した講演もあり、約60人が仲田さんの話に聴き入った。

 鹿児島県の喜界島に咲く天人菊を地元の人は特攻花と呼ぶ。第二次世界大戦末期、喜界島は鹿児島から出撃する特攻機の中継基地があり、最期に飛び立つ若い隊員に地元の若い娘たちが野の花を贈った。
 
 花も一緒に散らすのは忍びないと、花を機上から落とす隊員、何かを願うように滑走路にそっと花を置き飛び立つ隊員。そうした花の種が飛行場の周囲に飛び、今も花を咲かせているのだという。
 
 仲田さんは、天人菊が飾られた演壇で講演。19歳の時、進学した西安造形短大の学生の時代に「特攻花」と出あい、以来、この花を撮り続け、撮りためた写真を写真集「特攻花」として出版した経緯などに触れた。
 
 この花との出あいは衝撃的だったという。自身と同年代だった特攻隊員の思いや無念さを思い、元特攻隊員の板津氏らとの出会いなどを通じて戦争について考えるようになった。多くの人に戦争のつらさや悲惨さを伝えなくてはならないと、5年前から写真展をしていることなども話した。
 
 戦争展の会場には、戦時中の軍服や新聞などの遺品のほか、石原の海軍福知山航空基地の研究成果や掩体壕の10分の1模型の展示もあった。
 
 また、28日には、7日から9日にかけて長崎県で行われた原水禁大会に参加した高校生の発表があった。
 
 
写真=「特攻花と私」題して講演する仲田さん

    

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