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両丹日日新聞2011年8月18日のニュース

由良川中下流域の特徴か−墓壙の底に小石敷く土師・ゲシ山3号墳

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 福知山市教育委員会は17日、土師(はぜ)の丘陵地にあるゲシ山古墳群3号墳の発掘調査で、棺を納める穴(墓壙=ぼこう)の底一面に礫(れき=小石)が敷き詰められた埋葬施設1基を確認したと発表した。この構造は、これまで府内では亀岡以北に4例しかなく、「由良川中下流域の特徴ではないか」としている。

 3号墳は、福知山高校東側の標高61メートルの場所に位置する。宅地造成のため5月25日から約300平方メートルを調べた。
 
 発見された墓壙は長さ約4・1メートル、幅約1・9メートル、深さ約0・8メートル。敷き詰められた小石の大きさは6センチから15センチで、石の並び方から木棺を固定するための桟木が置かれていたことが考えられる。排水溝も確認でき、小石を敷き詰めたのは排水のためだとしている。
 
 長さ約2・6メートル、幅0・8メートル、深さ0・2メートルの木棺の痕跡も確認した。
 
 墓壙内の底一面に小石を敷いた構造は、猪崎の稲葉山8号墳、同10号墳、大江町の大良古墳、南丹市園部町の黒田古墳で確認されており、黒田古墳を除くと由良川中下流域沿いに集中している。
 
 古墳の時期は、出土した土師器(はじき)の破片などから4世紀末から5世紀前半までと推測する。
 
 調査を担当した市生涯学習課文化財保護係の松本学博主任(42)は「墓壙の下部構造がよく分かる資料として価値がある」とし、埋葬されていた人は「土師」という地名から「土器製作をした人をまとめる長ではないか」と話している。

■20日午後に現地説明会■

 市教委は20日午後1時30分から、現地説明会をする。問い合わせは電話(24)7064の生涯学習課。
 
 
写真=小石が敷き詰められた墓壙

    

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