WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2011年8月 6日のニュース

立原の伊東さん 被災地を元気にと仙台でチェンソーアート

0805ito.jpg チェーンソーアート世界競技会の決勝に進出した実力をもつ福知山市立原の建設会社役員、伊東和哉さん(36)が、12日から東日本大震災の被災地の宮城県仙台市に関西の作家仲間とともに出かけ、夏祭りで実演をする。大津波で押し寄せられた流木を、復興のシンボルとして幸せを呼ぶフクロウなどの作品に彫り上げ、元気づけたいという。

 電動のこぎりのチェーンソーを駆使して動物のオブジェなどを30分程度で彫り上げる。伊東さんは始めて7年。設計図などはなく想像力を膨らませて感性で彫る。
 
 今回の訪問は、千葉県の作家仲間から「被災地に大量に残る流木を片付けながら、作品にして現地の人たちを元気づけよう」と誘いを受けたのがきっかけ。関西からは大阪府や兵庫県などの8人のグループで向かうことになった。このグループは、5月下旬に兵庫県丹波市でチャリティー・チェーンソーアートイベントを開き、作品を販売した収益32万円余りを被災地に送っている。
 
 12日夕方に出発し、15日午前中に帰福する。行き先は宮城県仙台市内でも震度6強と一番揺れが大きかった宮城野区にある岡田小学校。海岸から約2キロ離れているが、大震災時に1階まで津波が押し寄せ、水が引いたあとは6月中旬まで避難所として使われていたという。
 
 一帯が浸水して大きな被害を受け、地元の人たちの精神的なダメージは強いが、13日に復幸、復興と鎮魂の思いを込め「おかだ夏まつり」が復活する。ここで1時間余りにわたって、直径50センチ余り、長さ約1メートルの流木のアカマツを材料に、フクロウ、昇り竜、コイなどを彫る実演をする。
 
 「がんばろう、日本 まけるな、東北」と記した作家仲間のそろいのTシャツを着た伊東さんは、「多くの家屋を破壊した流木を使い、被災した方々の前で実演することには戸惑いがありました。でも、命を吹き込み、心を和ませる作品によみがえらせると、みなさんが喜んでくださると宮城の仲間から聞き、踏ん切りがつきました」と語る。
 さらに「訪問するからには現地の方々とふれあいを深め、自分の目で被災地の姿を見て、自身の思いを伝えてきたい」と話していた。
 
 震災を機に復活させる祭りでは模擬店や盆踊り、舞台発表もあり、地元の人たちは鎮魂、復興への思いを一つに準備を進め、実演を心待ちにしているという。
 
 
 写真=「まけるな、東北」と記したTシャツを着た伊東さんと今までに彫り上げた数々の作品

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ