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両丹日日新聞2011年6月19日のニュース

夜久野で採取のクモヒトデ化石、2億2千万年前で日本最古

0613kumohitode.jpg 福知山市夜久野町日置の化石研究者、吉井昌平さん(83)が35年ほど前に町内で採取したクモヒトデの化石が、日本最古の約2億2000万年前のものであることが分かった。これまでの最古とされてきた約1000万年前(北海道で採取)を大きく塗りかえる貴重な記録。現物は東京国立博物館に寄贈された。

■日置の吉井さん、学会誌に共同論文掲載■
 
 クモヒトデは、ヒトデやウニ、ナマコなどと同じ棘皮(きょくひ)動物で、体の中央に盤があり、5本の腕が放射状に出ている。
 
 吉井さんは1975年ごろに夜久野町額田割石でこの化石を採取し、クモヒトデ研究に精通する石田吉明さん=東京都杉並区=が中心になって85年から詳細調査が進められてきた。
 
 石田さん、吉井さん、ルクセンブルクのクモヒトデ研究者連名の研究論文が、今年春に発行された日本古生物学会の雑誌「Paleontological Research」に掲載されされた。
 
 論文によると、夜久野産クモヒトデの種類は、中生代三畳紀初期(約2億5100万年前)から白亜紀(約6550万年前)まで生息した「アプロコマ属」と判明。三畳紀中期(約2億2000万年前)に、当時の大洋・パンサラッサ海の西端で生息していたとされている。
 
 吉井さんは「日本最古の記録になって、福知山と夜久野の名前が歴史に残った。こんなにうれしいことはない」と話し、採取した当時のことを思い出しながら「あの時はこんなことになるとは全く思わなかったけど」と、笑顔を見せていた。
 
 
写真=論文が掲載された日本古生物学会の雑誌と吉井さん。「夜久野町」の文字を大きく見ることができる

    

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