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両丹日日新聞2011年6月 4日のニュース

豪雪で拝殿など損壊 9戸の集落で世話する大江山・鬼嶽稲荷神社 

0604onitakeinari.jpg 福知山市大江町北原の大江山・千丈ケ嶽(標高832・5メートル)登山口の8合目付近にある鬼嶽稲荷神社が、今冬の豪雪で大きな被害を受けている。拝殿の屋根半分が雪の重みでつぶれ、内部の壁も一部が落ちている状態。管理する北原地区は9世帯と過疎・高齢化が深刻で、これからどのように守っていくか、危機感を募らせている。

■雲海の絶景ポイント大事な観光拠点だが■
 
 鬼嶽稲荷神社は、五穀豊穣の守護神として知られ、古くから近郷の信仰を集めた。社殿は19世紀中ごろに、頂上付近から現在地に移されたといわれる。丹後天橋立大江山国定公園の大江山連峰地区にある観光名所の一つになっている。
 
 北原地区の3世帯ずつが毎年交代で管理しているが、大江山山麓にある集落からは遠く、例年、雪に悩まされている。今年は1月ごろから雪が降り続いて積雪が約3メートルとなり、さらに夜の冷え込みで凍って重みが増し、老朽化が進んでいる社殿は耐えられない状態に。拝殿や、本殿に続く廊下の屋根の右半分が損壊して地面にずれ落ち、さらに拝殿内部の右側の壁が崩れ落ちた。石灯籠1基も崩れた。
 
 雪が解けた今春、拝殿などへの水漏れを防ぐ応急処置としてビニールシートを張ったが、それも台風1、2号の強風でめくれ上がり、大雨で天井から水漏れし、内部は水浸しになった。
 
■地元に大きな負担「守っていくには限界ある」■

 神社前から望む雲海は絶景で、ハイカーだけでなく、写真愛好家も多く訪れる。市にとっては大事な観光拠点の一つ。北原地区では近く業者に依頼して修理をするが、修理費はその後、住民に理解を求めて集める方向で考えている。
 
 1日の例祭を機に、当番の人たちが本格的に修理に向けての準備を進めており、拝殿内の清掃作業をしていた大道茂美さん(83)は「神社前を通る人は多くても、参拝者は年々減っているようです。3年に1度ほどは大雪に見舞われます。神社まで上る道の除雪を早くしていただければ、雪下ろしをして被害を最小限に食い止めることはできたかもしれない。でも、現状は厳しく、小さな地区でこの神社を守っていくには限界がある」と顔を曇らせていた。
 
 
写真=雪の重みで屋根や石灯籠が損壊したままになっている鬼嶽稲荷神社

    

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