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両丹日日新聞2011年5月25日のニュース

農業の夢、福知山で再び 福島で被災の夫婦が農園で就労

0525hisaishashuno.jpg 東日本大地震の被災地、福島県いわき市の夫婦が、新規就農を目指し、福知山市三和町中出のログハウスに転居してきた。同町梅原で京野菜を中心に栽培する樋口泰夫さん(64)の農園で働き、震災前からの「農業で生きていく」という目標に向かって歩み始めている。

 北山さん(32)夫婦は、以前住んでいた東京で出会い、結婚。農業に憧れがあった妻の提案で、将来は農業で生計を立てようと決めた。
 
 5年ほどで資金がたまり、昨年4月に妻の実家がある福島県いわき市に転居。6月から今年3月末までの予定で、農業研修に通い始めた。
 
 修了を直前に控えた3月11日、未曾有の大地震が発生。家は海岸から5キロほど離れていたため津波による被害はなく、壁にひびが入る程度で済んだが、福島原発事故で近隣の野菜の値段が前年の半値以下に下落。新規に農業を始められるような状況ではなくなり、他の場所で農業をと考えて、転居先を探した。
 
 そんな時、全国農業会議所からの呼びかけによって被災者への求人を出していた三和町の「農業生産法人・丹波の里ひぐち農園」の存在を知り、応募した。
 
 妻は、母親が住んでいる古里を離れて他の場所で生活することに対して、1カ月ほど悩んだが「くよくよしていても仕方ない。どこかで吹っ切らなければ」と、福知山への移住を決意した。
 
 住居は市の協力で、千束の今井武司さんが無償提供を申し出ていたログハウスに入れることになった。市内で、市営住宅以外で被災者を受け入れたのは、今回が初めてになる。
 
 今後2人は23日から農園で働き始めた。週5日間、仕事を通じて樋口さんから農業全般を学ぶ。
 
 北山さんは「地域によって野菜の育て方も種類も違うため、一から勉強です。4年ほどここで学ばせてもらい、ゆくゆくは福知山で農業が出来れば」と話している。
 
 
写真=野菜の出荷作業をする2人

    

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