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両丹日日新聞2011年5月12日のニュース

「がんばっぺし」東日本(1):継続する力の必要性を痛感・上

0512rikuzen.jpg 東日本大震災の発生から、11日で2カ月が経過した。被災地では依然として多くの人が避難生活を続けている。一日も早い復旧・復興が待たれる中、これまでに全国、世界中からたくさんの支援の手が差し伸べられてきた。福知山市からも、現地へ物資や義援金を送ったり、ボランティア活動に行ったりして、さまざまな支援を続けている。現地でボランティア活動をしてきた市民2人から、その様子や今後の課題などを聞いた。

■福知山ボランティア連協会長 塚本直矢さん■
 
 福知山ボランティア連絡協議会会長、土師宮町の塚本直矢さん(33)は、京都災害ボランティア支援センターが実施した4月29日から3泊4日のボランティア派遣事業に参加した。津波被害に見舞われた岩手県陸前高田市で、家屋や田畑にたい積する泥、瓦礫の撤去をした。
 
 事前研修で、現地の状況、ボランティアの心構えなどを学んだ。それでも現実の光景を目の当たりにしたときは、余りのことに息を飲んだ。テレビで見る映像とは全く違う。涙を流す人もいた。

■海側ではまだ行方不明者の捜索■

 津波が全てを飲みこんだ海から8キロ地点までは、行方不明者の捜索活動が続き、ボランティアたちはまだそこには入れない。作業現場は海から8キロ地点より陸側。海側に比べると建物の姿は残っているが、それでも泥や瓦礫、車やガードレールの破片などが無数に重なり散乱していた。
 
 作業は6人ほどのチーム単位を基本に、電柱など大型のものは複数のチームで力を合わせて取り除いた。
 
 水はわずかに出る程度。そんな状況下で、現地の人から「手を洗って下さいね」と声をかけられた。支援のためにやってきた自分たちが、限りある水を使っていいのだろうかと悩み「もう洗ったので大丈夫です」とごまかした。「大変でしたか?」などとは聞けず、簡単なあいさつ程度で取りとめのない会話になったことも。元気になってほしいのに、かける言葉が見つからず、その分、作業に没頭した。
 
 瓦礫の中からアルバムや手紙などの思い出の品を見つけると、「この人は今どうしてるんだろう」と、考えずにはいられなかった。ちょっとしたことで震災の大きな爪跡を何度も感じた。
 
 
写真=津波に全てを流された陸前高田市。行方不明者の捜索活動が続いているところにも、いつかボランティアが入る(塚本さん撮影)
 
【関連ニュース】
 
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