WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2011年5月 7日のニュース

60億キロ旅した帰還カプセルに感激 北近畿初の「はやぶさ」展示会

0507hayabusa.jpg 小惑星探査機「はやぶさ」の帰還カプセルの展示が7日から、福知山市猪崎の三段池公園総合体育館サブアリーナで始まった。豪州南部上空での大気圏再突入時に、約3000度の熱にさらされながらも内部を守ったヒートシールドなどが並び、来場者は「60億キロもの宇宙の旅をし、無事に戻ってきたのはすごい」と、感激しながら眺めている。展示は10日まで。見学無料。

 多くの人たちに宇宙や未来について興味をもってほしいと、市が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力を受けて展示が実現した。北近畿で初めての実物展示となる。
 
 日本が打ち上げた「はやぶさ」は、人類が月より遠い天体から地表物質回収を試みた史上初の計画で、世界的に注目を浴びた。エンジントラブルなどで帰還が危ぶまれたが、7年ぶりとなる昨年6月に豪州南部の砂漠で無事、サンプル容器を収めたカプセルが回収された。
 
 会場には、小惑星「イトカワ」から微粒子を持ち帰ったインスツルメントモジュール、地球からの指令を受けたカプセルの心臓部にあたる電子機器部、帰還した際に上空5000メートルで開いたパラシュート、カプセル本体を守る断熱材の背面ヒートシールド(いずれも実物)のほか、帰還カプセルの実物大のカット模型など6点を並べている。
 
 高温に耐えたヒートシールドは、表面に損傷が目立ち、来場者は興味深げに見ていた。宇宙航空研究開発機構から借りたパネルも展示し、はやぶさのカプセル回収や仕組みなどを分かりやすく紹介している。
 
 一般公開前の7日午前8時45分から、体育館ロビーでオープニングセレモニーがあり、松山正治市長が「さまざまなトラブルを乗り越え、小惑星からサンプルを持ち帰り、日本の科学技術の高さを立証した。みなさんも何事も最後まであきらめずに挑戦してほしい」とあいさつ。市都市緑化協会の蘆田勝己理事長、市児童科学館の森下太一館長らとともにテープカットをした。
 
 展示時間は午前9時から午後5時(7、8両日は午後7時)までで、閉館の30分前までに入館。体育館での見学は無料だが、混雑時は整理券を配布する。

■冒険描いた全天周映像作品をプラネタリウムで■

 隣接する福知山市児童科学館では、はやぶさの冒険を描いたデジタル全天周映像作品「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」(45分)をプラネタリウムで上映している。子どもサイエンスレンジャークラブのメンバーが作ったはやぶさの実物大の模型も飾っている。入館料は大人310円、4歳から中学生まで150円。
 
 福知山駅北口と三段池公園を結ぶシャトルバスを出している。片道で中学生以上200円、子ども100円。
 
 
写真=はやぶさの帰還カプセルを熱心に見学する来場者(7日午前9時ごろ)
 
【関連ニュース】
 ・子どもたちが作った「はやぶさ」実物大模型 帰還カプセル展を控え展示

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ