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両丹日日新聞2011年5月 1日のニュース

被災前の「東北」写真展 復興支援にと信金三和支店で

0501touhokusin.jpg 福知山市三和町大身の写真愛好家、赤穂正さん(68)が、千束の京都北都信用金庫三和支店ロビーで、「東北の旅写真展」を開いている。展示されているのは東日本大震災前に撮った美しい景勝地の写真。赤穂さんは「撮影した多くの地が壊滅的な状態で、いまだに信じられない」と話している。

 京都北都信金は全店に義援金箱を置いており、東村保男支店長から、被災地支援の協力の輪を広げるきっかけにと、展示依頼を受けた。「小さな善意が多く集まれば、大きな力になる。少しでも多くの人たちから義援金をいただければ、復興が早まる」との思いで出品した。
 
 赤穂さんは2年ほど前から、月8日間の割合で、キャンピングカーに乗って全国1周を目標に、写真撮影の旅を続けている。東北は北関東方面とともに昨年4月から今年2月まで訪れたばかり。大震災の3月11日には三和町にいたが、沿岸部の家屋や車などが津波に押し流される光景をテレビで見たときは、「現実とは思えませんでした。まるで映画のシーンを見ているようで」と振り返る。
 
 展示している写真13点の風景は、被災してすっかり変わってしまっているところが多い。津波が押し寄せて甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市の「気仙沼漁港」、庫裏の壁にひび割れができた宮城県松島市にある国宝の「瑞巌寺」、津波被災地の後方支援基地の役割を果たす岩手県遠野市にある「曲り家」、津波で大きな被害を受けた茨城県北茨木市の「野口雨情の生家」、千葉県銚子市の「犬吠岬」などが並ぶ。
 
 赤穂さんは「震災前は、自然の素晴らしさに感動させられる場所が多く、行く先々で車をとめシャッターを切りました。優しい方が多く、声をかけてきて道案内をしてくれる人もたくさんいました。あの人は無事だろうか、元気にされているだろうかと、写真を見るたびに思う」と話す。
 
 復旧するまでには相当時間がかかりそうだが、2年後ぐらいに「元気な東北の姿」をもう一度見に行きたいと考えている。
 
 同展は5月20日まで。
 
 
写真=被災者支援への募金に協力を呼びかける赤穂さん

    

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