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両丹日日新聞2011年4月30日のニュース

三セク鉄道最大の赤字どう改善 KTR検討会が初会合

0430koutuu.jpg 赤字経営が続いている第三セクター・北近畿タンゴ鉄道(KTR)の将来像を考える北部地域総合公共交通検討会(座長・正司健一神戸大学大学院教授)の初会合が28日、福知山市駅南町のマリアージュ福知山で開かれた。09年度の経常損益は7億2000万円の赤字と過去最高額で、全国の第三セクター鉄道35社のなかでも最も大きく、各自治体の負担や経営改善の支援などについて幅広く論議する。

 検討会は、府、兵庫県、沿線などの7市町、JR西日本の関係者ら15人で組織する。月1回程度集まり、夏をめどに中間的な取りまとめをし、年度内に一定の方向性を定める。
 
 初会合では、KTRの大槻茂社長が現状を説明。1992、93年度は300万人を超えた乗客が、その後は減少に転じ、09年度は約200万人にまで落ち込んだ。運輸収入も15億円を超えた96年度をピークに右肩下がりとなり、09年度は9億4000万円に減ったことなどを話した。赤字に対する09年度の自治体支援は、6億3000万円に上り、経営損益7億2000万円の87%に達している。
 
 意見交換では「地域の足として根づいており、いろんな形で利用促進を図ることが大切。高速道路の整備が進んでいるが、エネルギー効率を考えると鉄道は有効な手段だ」「市民の関心を高め、存続させることが大切。市民意識を改革し、発展に結びつく対策を考えなければならない」などの声が出た。
 
 ほかにも、高校生の定期券利用が多く、定期以外での利用を促進させる必要がある▽バスとの接続を視野に入れなければならない▽財政事情が厳しく、乗客や収益の増減の詳しい分析をしないと、単純な赤字補填では住民理解が得られない−などの意見が出た。
 
 次回は5月下旬に開く予定で、KTRが作成したケーススタディーをもとに論議を深める方針。
 
 
写真=KTRの経営改善策などについて意見交換する参加者

    

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